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Unfinished Fantasy  作者: Slime
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ブックマーク登録者がちょくちょく増えていくのを見ると自然とモチベーションが上がっていきます。

登録者の皆さん本当にありがとうございます。

<アンファン内 日本第三サーバーにて> 


失敗した...。

自分アッキーだよって言わなきゃよかった。お陰で今日は質問攻めの嵐だったな。

こんなんならまだボッチのがよかった気がする。

テンは今日なんか他のやつとレベル上げに行くみたいだし...。


...今日は買い物でもするかな。昨日の祝勝会でいろいろといい情報が聞けたし。


俺はそのまま本屋へ向かうことにした。




<アトラント書店>


「いらっしゃ~い」

中年おじさんのNPCが少しけだるそうに迎える。


「すいません。スキルブックを探しているのですが...」

スキルブックというのは使用すると新しいスキルの項目が増える

というかなりの優れた消費アイテムなのだ。

ただ少し値は張るそうだが。


「おぉそうか。右奥がスキルブックのブースだ。ゆっくり見て行ってくれ」


「ありがとうございます」



言われた通り右奥へ進むと、古めかしい本が棚に綺麗にびっしりと詰められていた。


割と種類は多かったが、とんでもなく強い呪文などのようなブックはなかった。

...まあ、そりゃそうだわな。


しばらく棚に並んだ本を眺めていると、気になるブックを見つけた。

作成術と改造術だ。


作成術はキャラメイクの時に取り忘れた小物職人アイテムメイカーのスキルなのだが、

改造術は全く聞いたことがなかった。ただなんとなくレアものの気がしたので

とりあえず買っておくことにした。


そして格闘術と補助呪文のブックも一緒に買い物かごに入れて、

カウンターへ持っていった。


お金はギリギリ何とか足りた。




店を出てすぐに買ったブックをすべて使う。


スキル 作成術 を習得しました!

スキル 改造術 を習得しました!

スキル 格闘術 を習得しました!

スキル 補助呪文を習得しました!


よし、今日はとりあえず小物職人の職業レベルを上げていこう。


プレインウルフの素材を売って、その金で別の素材をたんまり買った。


「アイテムメイク」


そういうと現段階で作れるアイテム一覧が表示された。


・凡玉    ・ランタン

・投げナイフ ・釣竿

・ミニ爆弾  ・網

・煙玉

・ロープ


割と多いな。よし手始めに凡玉からだな。

凡玉というのは...説明が難しいな。

煙玉の素材の一つなんだが、火とか、水とか、風とか、煙とかを吸収して

別のアイテムに姿を変える玉というものである。


作りやすいし、それを作る素材も大したものを使わない

とにかく需要の高い素材アイテムなのだ。


「クリエイト:凡玉」


凡玉の作成に成功しました!


いいぞ。この調子で....。


「クリエイト:凡玉」


凡玉の作成に成功しました!



「クリエイト:凡玉」


凡玉の作成に成功しました!



...十個作ったあたりで作成術のレベルと小物職人のレベルが上がった。


まあ、こんだけ作れば大丈夫だろう。

次に俺はこの凡玉を持ってフィールドへ向かった。


<フィールド:アトラント平原 にて>


フィールドに来てすぐにマッシュマンを見つけた。ラッキー。


マッシュマンは俺に気付くと、いきなり毒の息を吐き出した。


俺は息を止めて、凡玉をその煙に向けてかざす。

すると煙は凡玉に吸い込まれた。


凡玉は毒煙玉に変わっていた。...思った通りだ。


マッシュマンは驚いて今度は眠気を誘う息を吐き出した。

これも凡玉は吸い込んだ。わお。


今度は眠煙玉になった。

やっぱり普通に作ってもアイテムは作れるのか。今度大地に教えてやろう。




「あの、すいません...」

さっきまでレベル上げに没頭していた魔法使いのプレイヤーに声をかける。


「はい、なんでしょう?」


「あなたは装備からして魔法使いですよね?」


「そうですが、それが何か?」


「僕に思い切り炎魔法を打ってもらえませんか?

 ちょっと試したいことがあるんですよ」


「?...わかりました。ファイアボール!」

野球ボール並みの大きさの火の玉は凡玉に吸い込まれて

火炎玉と名を変えた。そしてまたもや作成術と小物職人のレベルが上がった。


まあリストの中に含まれてなかったからな。

成功したときに得られる経験値が多いアイテムなんだろう。


「!?何がおきたんですか!」


「これを使ったんですよ」

と凡玉を見せる。


「それって凡玉ですか?そんな使い道もあるんですね~」


「すいません、もう少し威力を上げてもらっていいですか?」


「わかりました。ファイア!」

ちょっとした火事並みの炎がこっちへ向かって来る。


さすがにこれは凡玉のキャパを超えたのだろう。

凡玉は割れて、俺はファイアをもろにくらった。


「あっちぃぃぃぃいいいい!!!!」

HPを二割ぐらい持ってかれた。


「だ、大丈夫ですか?」


「大丈夫ですよ。それより実験の協力ありがとうございました。」


「いえ、こちらこそ勉強になりました。では」

プレイヤーは再びレベル上げを再開した。



さて...。次はこの改造術を試そう。

ヘルプを見るに小物職人のスキルだそうだ。


「カスタム」


先に言っておくとこのスキル、全くレアスキルでもなんでもなかった。



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アッキーLv11 ビースト

職業:盗賊Lv2

サブ:小物職人Lv3


HP  280

MP  220

攻撃 380

魔攻 220

防御 229

魔防 290

素早さ350

器用さ370


装備:ウルフダガー

   レザーアーマー・C

   レザーレガース・C

   レザーブーツ・C


スキル:盗賊の心得Lv2

    短剣術  Lv2

    隠密   Lv2

    作成術  Lv3

    改造術  Lv2

    格闘術  Lv1

    補助呪文 Lv1


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