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精霊に選ばれし勇者  作者: T_Y
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第三十七話 戦争準備

3人で城に走りこんだところ衛兵に止められた


「待て!!何者だ!?」

「急いでいるんだ通してくれ!!」

「これはリュウキ様、アリィ様、失礼しました!どうぞお通り下さい」

「ご苦労さま」


衛兵にねぎらいの言葉を掛け玉座の間の扉を開けエルスムの国王マクダネル=ランドバルドへと膝をついた


「陛下、近衛騎士が一人リュウキ=カイドウ偵察任務より只今帰還しました」

「陛下、近衛魔術師アリィ=ライオネス同じく偵察任務より帰還しました」


横にいるナルを見ると膝をついたまま固まっていた・・・


「ご苦労だったリュウキ、アリィ・・・と、そっちの娘は?」

「ガルドのギルド受付の者ですが巻き添えにしてしまい連れてきました」

「名前は?」

「ナ、ナナ、ナルと申しましゅ・・・」


あ、舌噛んだ・・・・


「陛下、急ぎ報告がございます」

「分かった・・・誰か他の近衛騎士を呼べ!!」


数刻後、陛下の前にシュバイク姫と宰相ライナス、近衛騎士隊長ハリア、副隊長カイン、マロイズとリュウキ、アリィ、ナルの9人が揃ったところでガルドの情報酒場で聞いてきた事を全員に話した


「なるほど・・・国王マルクス毒殺の影にはやはりレイアル皇子が絡んでいたか・・・」

「はい、情報を聞き終え帰ろうとした所でナルから騎士が来た事を聞かされ一緒に逃げてきました」

「それではナルはリュウキ達の命の恩人と言えるわけだな?」

「はい・・・そこでお願いがあるのですがナルを無理矢理に連れて来たもので・・・ナルを一緒に俺の

屋敷に住まわせても良いか相談に・・・」

「同居人のマリスが了解すれば良いと思うけど?」

「シュバイク・・・人事みたいに言わないでくれ・・・」

「構わんぞリュウキ、好きにするが良い」

「はっ!ありがとうございます」


アリィと玉座の間で別れ、未だに緊張で固まっているナルを連れて屋敷に戻った


「マリス、ただいま!」

「お帰りリュウキ無事だった!?・・・・・・どうしてナルが此処にいるの!!?」

「お邪魔しますマリスさん・・・」


屋敷の客室にてマリス、ナルとで偵察任務の全てを話した・・・


「そうか・・・ナルのおかげでリュウキは助かったのね・・・・・・ありがとうナル」

「それでなんだがマリス・・・無理矢理連れてきたからナルは住む場所が無いんだ・・・

マリスさえ良ければ、この屋敷の空いてる部屋に住んでもらおうと思うんだけど・・・どうかな??」

「構わないわよ?ナルは妹みたいなものだし・・・」

「ナル良かったな!」

「ありがとうマリスさん」


こうして屋敷に3人で住む事が決定した


「ところでリュウキさん・・・近衛騎士になったんですか!?」

「ああ、この前まで開催されていた武道大会で優勝してその特典として異例ながら近衛騎士に昇格したんだ・・・俺も近衛騎士と聞かされたときは吃驚したよ」

「それでマリスさんと一緒に住んでいるという事はご結婚なされたのですね!!?」

「えっ!?ちょっと待って!!!」

「いいなぁ幸せそうで・・・」


まるで話を聞いていない今にも空を飛んでいきそうなほど舞い上がっている


「リュウキ・・・無駄よ、一旦思い込むとナルは長いの・・・・」

「そうなの・・・?」

「正気に戻ったら既に私たちは夫婦扱いよ・・・いっその事本当に結婚しちゃおうか?」

「それも良いな・・・」

「良いの!?じゃあ決まり!!これからも末永くよろしくねリュウキ!」


こうして・・・なし崩し的にマリスと夫婦になってしまったリュウキ、これからどうなる?

近衛騎士副長:カイン=シュナイゼル

能力は未だ不明・・・

戦争になりそうな国、クラクスの出身で内部事情に詳しい


近衛騎士隊長:ハリア=バラスロイド

隊長でありながら偉そうな態度も取りはせず気楽な性格

能力はカインと同じく未だ不明


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