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精霊に選ばれし勇者  作者: T_Y
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第三十五話 情報収集2日目

一夜明けて宿屋の前にてアリィと合流した


「アリィ今日は情報酒場に行くぞ」

「情報酒場?」

「ああギルドの隣にある施設で情報と引き換えに金を払うところだ」


アリィを連れてギルドの前に差し掛かったとき正面から声を掛けられた


「あれっ!?リュウキさんじゃないですか?」

「ああナルか・・・ひさしぶり」

「ええと・・・リュウキ、こちらは?」

「この娘はナル=カリス、ガルドの町のギルド窓口担当だ」

「ナル、こっちはアリィ=ライオネス・・・俺の相棒だ」

〔リュウキ、相棒って・・・〕

〔しっ!話を合わせて〕

「リュウキさん・・・マリスさんはどうしたんですか?」

「ああマリスならエルスムの町で一緒に住んでるけど?」

「一緒に住んで・・・? おめでとうございます!!」

「何だか分からないけど・・・ありがとう」

「それで今日は? 仕事探しですか?」

「いや・・・情報酒場に用があるんだけど・・・」

「今日は傭兵の方が何故か多く居ますから欲しい情報が揃うと思いますよ」

「わかった、ありがとう」


さてアリィを連れて情報酒場に行くとナルの情報どおりかなりの傭兵が居た


「主人、ちょっと内密に聞きたい事があるんだが・・・」

「おおいつかの精霊を探してた傭兵か・・・今日はどうした?」

「この国の首都クラクスについて詳しい事を教えて欲しいんだが・・・」

「!!・・・大きな声をだすな!!」

「どうした!?」

「何処にクラクスの騎士が潜んでいるか分からんぞ!!」

「そんなにヤバイのか?」

「・・・ちょっと国に関する情報を漏らしただけで拘束される・・・下手をすれば死だ」

「じゃあ・・・ここでも情報は手に入らないのか?」

「いや大丈夫だ、今ここにいる傭兵は全て俺の顔見知りだ こういう時が稼ぎ時だしな・・・」

「では改めて情報を頼む」

「機密事項だからな・・・前金で銀貨1枚もらおう」

「わかった」


懐から銀貨2枚取り出し、主人に見せる


「銀貨2枚渡す代わりにクラクスに関する事を全て教えてもらおう」

「いいのか!?こんなに・・・」

「良い・・・いいか、全てだ!」

「わかった・・・

まずは1つ目だが陛下が毒殺されたという事だが城に出入りしていた商人が行方不明になっていてな・・・よく第二皇子レイアル様に会いに行っていたようだ・・・

そして2つ目、第一皇子ジェイク様が未だに意識不明なんだが一緒に毒を飲んだレイアル様が4日で回復してるのをみると・・・怪しいのは誰か分かるな?

最後に3つ目だが首都クラクスが今は喪に伏しているのだが多くの商人から剣や鎧を買っているということだな・・・隣国と戦争でもするつもりか・・・」

「有意義な情報と時間だった・・・アリィ、そろそろ行こうか」

「そうね・・・お邪魔しました」


ふと出口を目にすると先程会話をしていた受付のナルが飛び込んできた


「皆さん!!急いで逃げてください!!!騎士が派遣されました」

「!!!みんな逃げるぞ」

「アリィ!俺達も・・・」


アリィを連れて広場に出たところでナルとともに10人の赤い鎧を着込んだ騎士に囲まれた


「お前達がコソコソとクラクスを調べている者達だな?

おとなしく縛につくなら良し・・・そうでないなら此処で命を落とす事になるが?」


そう言って騎士は周囲を囲みだし俺とアリィ、それに巻き添えのナルが壁際へと追い込まれる形となった・・・まさに絶体絶命・・・・・・



人物紹介・・・今回はマロイズ


近衛騎士:マロイズ=リュックベルト

手持ちの武器は大剣

闘技大会にてリュウキと優勝を懸け決勝戦で勝負をした

剣にて勝負するとマロイズを殺してしまう恐れがあるため水魔法で場外負けにした

訓練所にて再度、木剣で勝負したが負けて現在2連敗中・・・

訓練時に教えてもらった抜剣術を目下練習中・・・


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