失念
「あ、山中さん。」
「ん?駆君どうした?」
「食料だけじゃなくて飲み物も欲しいですよね?」
「あ、そうだった。水分と食料の配分どうしようか…。」
「半々で大丈夫じゃないでしょうか?」
「うん、たしかにそれもバランスが良いんだけど、この後またいつ補給できるかによってはどうなるかわからないしなぁ…。」
「あ、確かに…。」
「いや、でも考えすぎかもな。スーパーやコンビニも探そうと思えばあるだろうし、奴らがいないところもあれば大丈夫だろう。よし、駆君の言った通り半々で運ぼうか!」
「わかりました!ではドリンクコーナーから飲み物持ってきます!」
「うん、よろしく!」
「スタスタスタスタ」
山中は自分の中途半端に深くなりすぎたり、浅はかになったりする思考に対して反省する。
「駆君連れてきてよかったな。」
山中はこれを機に自分が見落としていない点はないか、考えながら作業をしていた時だった。
「ガッチャァァアン!!」
「うわぁあああああああああああ」
「!?駆君!?どうした!?」
山中が走って駆けつけた時、山中はその光景を見て青ざめる。
「ガァァァ!!」
「ぎゃぁあああああああい゛た゛い゛い゛た゛い゛!!」
化け物は駆の両手をドリンクコーナーの裏側越しからがっちり掴んで離さなかった。
「クソ!こいつ離せや!」
山中は駆の手と化け物の手を引き剥がそうとするがビクともしない。
「あああああああああああああ!!」
駆は失禁し、山中はパニックになりつつも自らの416Dを取り出して、化け物がいるであろう箇所へフルオートで打ち込む。」
「ダススススススス!」
ペットボトルが割れ水が溢れるのと同時に駆の手から化け物の腕がぐったりとずり落ちた。
「あ、あぁ…ああああああ!」
「駆君!大丈夫!もう大丈夫だから!」
何が大丈夫なものかと山中は自分の浅はかさに血がのぼる。そして駆の手には化け物が握った後がまるで彫刻されたかのようにくっきり残っていた。
久しぶりの投稿になります。書く気力が失せてきた証拠ですね(笑)




