生存者
エリックによれば、このテロ攻撃の範囲がわからないとのこと。さらに付け加えてなぜ、山中達のエアガンが実銃になったのかがわからないため、さらにこの事態をややこしくさせた。そのおかげで助かったというのもあるが、それよりも山中はこの県内だけなのか、この地方だけなのかと範囲を知りたかったが、1番知ってそうな人物が知らないとのことで諦めた。
山中は野島と合流した後のことを考えた。
(安全圏を確保するとしたら即応出来そうな場所を見つけないとな…。しかし自衛隊基地がああでは、期待するのも難しいか…。)
山中はスマホを取り出し、野島と連絡を取る際に気づいたテロ騒動についての通知を開く。
『まるでゾンビ!?人が人を喰らう!』
『東京を始めとした首都や県庁所在地市、政令指定都市から目撃情報多数!』
「この状況でもメディアやネット、電話がつながるのはすごいな…。奇跡としか言いようがない…。」
山中は感心しつつ、再度今後について考え直す。
(メディアによれば人が多く集まるところから起きてそうなんだが、人が多いから目撃情報も多いのは当たり前だしなぁ…。それに野島の家も山よりだが、そこにも奴らはいたわけだし、田舎が安心と判断するのは良くないな…。県内で無事な自衛隊基地があればいいのだが…。でも…。)
「タタタタァン!タタタタァン!」
山中が考えいた時のことだった。どこからか聞こえた銃声が山中達の目を丸くする。
「田中さんストップ!」
「キィィィ、グン!」
「おっと。」
「Oops.」
山中とエリックは銃声が聞こえる方向を探す。
「タタタタタタァン!」
「あそこだ!」
見ると現在地から西に400mの位置で多種多様の迷彩服を着た3人が化け物と戦っていた。
「田中さん!5分待てる!!?」
「5分ですか!?長すぎますよ!」
「じゃあ4分で!その間に奴らが来てもこれで凌いでください!奥さん!このマガジン俺とエリックで6本持ってきます!」
「あ、はい…!気をつけて!」
山中は田中に89式小銃を渡し、あらかた操作方法を説明した。
「Elic!」
「Yeah!」
2人は同時に動き出した。
前々話が長すぎたのでしばらくはゆっくりまったりやって行くつもりです。




