Intercept
今回は山中から一旦逸れて、友人である野島の話になります。
同日 06:59 野島家宅
「山ちゃんの言った通りだな…。全部本物になってらぁ…。」
野島は手元にあったSR16を構え直す。
「エアガンの時より少し重いかな?まぁ実弾込めたわけだし当たり前か。」
野島は先日サバゲーフィールドのショップにセールで置いてたの見て衝動買いした自慢の銃を置き、窓から外の様子を眺める。変化はない。
「家族に説得するのは大変だったけど、とりあえず理解してくれたし、犬の散歩がてら外の様子でも見てくるか。山ちゃんの忠告を無視する形になっちゃうけど、いずれは出くわすだろうし早いか遅いかだけだな。」
野島はいつものようにジーパンとグレーのポロシャツ、黒のバラクラマに帽子、タクティカルブーツ、タンカラーのプレキャリを付け、ポーチにマガジンを差し込む。そして山中とは別タイプのホロサイトをSR16のレールに備える。
家族に説明し、愛犬のシバを連れて外に出る。
「とりあえずいつも通りの散歩コースで、っとシバどうした?」
シバが低く唸るのを聞いて、野島はシバが見る先の方を見つめた。
「グィヤァァァ!」
「うわ!!何だあれ!!山ちゃんが言ってたのあれか!!こっちに向かって走ってきてるぞ!!?」
野島は咄嗟にSR16を構え、セーフティを解除し3点バーストに切り替えて照準を合わせて化け物を撃つ。
「バババン!バババン!」
化け物は走ってきた勢い余り、顔面を地面へ思いっきり叩きつける形で倒れる。
「実銃なんて初めて撃ったけど反動すごいな…。想像以上にガツンとくるんだな…。」
愛銃を眺めながら呟く。愛犬のシバは怯えるような形で野島から離れるようにリードを引っ張っていた。
「あーシバ、大丈夫だよ。ほら、こっちおいで。」
宥めるように呼びかけると言葉でも通じたのか、シバが歩み寄る。
「おーよしよしいいこいいこ。さっきもあんなの前にしてよく投げ出さなかったな!偉いぞー!」
野島はシバを存分に撫で回した後、散歩もといツユ払いを再開する。
「よし、こっちには危険を察知してくれるシバがいる。この調子で周囲にいる化け物の数を減らして車を出す時邪魔にならないように掃除でもしておくか。っと、残弾数には注意だな。」
野島は残弾数に気をつけながら、シバの散歩を終えた。途中死体を見て吐きそうになりつつも、この日野島は実銃を初めてにしながらもシバとのコンビネーションで7匹化け物を仕留めた。




