足探し
「よし、とりあえず見える奴らは全て片付けたな。問題は車とその鍵だな…。どうやって見つけるべきか…。」
山中はM40A5からスコープやバイポッドなどのアクセサリーを取り外し、再びRecon Rifleにつけ始めた。そして今度は相棒を携え、座りこむ。
「1つ1つ部屋に手当たりしだい確認するのも面倒だな…。どうしたものか…。」
山中は車を手に入れようと考えた。野島や家族とも会うにはこの状況でどうしても欲しい。でなければ余った弾薬も貴重なスナイパーライフルも持ち運ぶことができず、万が一弾が無くなれば生き残れる保証はないからだ。そして山中はこの6階建てのアパート(山中は5階)、1フロアにつき10部屋以上もある中からわずか8台くらいしか止まっていない車の鍵を見つけ出さなければならないと考えた途端、アパートの駐車場は選択肢から外した。
「参ったな…。あ、あの家電量販店に車が一台あったな…。営業用のだし、探す手間はあるけど、このアパートの部屋を巡るよりはまだ探しやすいか…。そういえばさっきは付け忘れてたけど、ハイダーに直接取り付けられるサプレッサも付けておくか。」
山中は相棒にエアガンの時に付属していたサプレッサを手で取り付けた。
「とりあえずは良さそうだな。消音性はさっきのより落ちるかもしれんが、ないよりはマシだな。」
山中は廊下に出て、外階段から見える家電量販店を見渡す。
「あ、やっぱりあるじゃん!どこに鍵があるかはわからないけど、多分事務所的なところにあるかな。キーボックスとかに入ってたら楽なんだけど…。」
そうして山中は階段を降り始めた。




