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行列!異世界の動物園~魔王が園長です。  作者: 立鳥 跡
第四章 熾烈!! 異世界のクーデター~鍵は竜王の卵!?
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第五十五話 戦争②


 現在アスファルト帝国玉座の間にて熾烈な戦いが繰り広げられていた。

 バハムトとシリウスが戦い、皇太子を守る近衛兵とランガ、エスナが激しく剣を打ちならし、魔法を打ち合う。

 

 しかし、分裂体のシリウスが押され始めてきた。


「どうした古き魔王よ。その程度でこの竜王にケンカを売ったのか?」


「はぁはぁ、さすが竜王。三害の中でも最強と呼ばれるだけの力がある。情けは無用だよ。でもこっちも最後の抵抗をするけどね」

 シリウスはバハムトを無視して卵捕獲に向かう。


「バカな奴め! 敵に後ろを見せるとは愚か! ノヴァインパクト」

 シリウスは背後から強烈な一撃を受けて木っ端微塵になり、血が卵や皇太子にも降り注ぐ。


「汚ないなぁ。僕に血がかかったじゃないか」

 

 皇太子は自分に降りかかった血を拭うので必死で気づいていないが、卵の札が真っ赤に血で染まっている。

 これにエスナとランガはニヤリとし、エスナが魔法で近衛兵を抑えている内にランガが卵を奪取した。


「君らも学習能力がないなぁ。卵をうばっても起爆札が有る限り無駄なんだよ」


「今回に限っては無駄ではないぞ」


 死んだはずのシリウスの声が響く。すると飛散した血が集まりシリウスに戻った。


「僕の血液を染み込ませたからね。もうその起爆札は血の封印術で役にたたないよ。卵はバハムト、君に返すよ。だからもう闘う必要はないよね」


「そうだな。卵さえ返ってくるならもう魔王軍とは戦わん」


 ほっとするエスナとランガ。


 だが次のバハムトの一言で事態は急変する。


「だが、良いように使ってくれた人間どもには痛い目見てもらおうか!」


 

           ◆◆◆


 竜王が矛先を変えた頃、魔王国では、戦いを終わらせる為、ベヒーモスに乗ってマリアンローゼとデッカが激しく戦っている場所に突っ込む。


「園長、もう争うのは止めましょう。仲間の皆が戦争を止める為に動いてくれています」


「どけ、トウタ! 今回無事だっただけでまたいつか人間達に狙われる。それならば戦争を起こした元凶を叩かなければ収集がつかない。もう嫌なのだ! 大切な人がいなくなるのは」


 涙目になりながら想いを伝える魔王。


「だからと言って、殺したから殺してだと堂々巡りですよ!」 


 冬太の熱い説得に魔王マリアンローゼは昔を思い出す。


「前にもいたんだ。トウタ、お前と同じ言葉をかけた男が」


 その男とはマリアンローゼにとって父親のような存在だった。

 冬太は事前にエスナからその男性とマリアンローゼの関係を聞いていたのでマリアンローゼの気持ちはわかる。


「前魔王バーナード·シュナイダーさんの事ですよね?『


「エスナから聞いたか。そうバーナード·シュナイダーは身寄りのない私を娘として育ててくれた父親であり、優しい男だったよ」


 そう言いながら過去の事を話始める。


読んで頂きありがとうございました。

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