帰還
緊急性の高い嘆願書の事を解決した私はやっとイヴの元に戻った。
実に5日ぶり。
「お帰りなさいましセティ」
「あぁ、ただいまイヴ、ラムセス」
ラムセスを抱っこしているイヴに体を摺り寄せるとラムセスがみゅうみゅう鳴きながら私にその小さな手を伸ばす。
「会いたかったぞ2人共。
あぁ…しかし眠い…もう何日眠っていないんだろう…」
イヴに色々報告したい事が沢山あったが…限界だ。眠りたい…。
「一緒にシャワーに入ってから眠りましょう。
ちゃんとお食事はされてましたか?」
「携帯食料ばかり食べていた。美味いのだが普通の食事が恋しい」
チューブに入った半液状の魚と鶏肉の味がする携帯食料。味が濃くてうまいのだが依存性が高く、栄養価も高い為、なるべく食べないようにはしていたが…やはりイヴと食べる普通の食事がしたい。
「では、シャワーに入ったらお食事にしましょう。耐えられますか?」
「頑張る」
私はイヴと共にシャワーを浴び、上がるともっちが食事を運んで来るまで待った。
その間、ここ数日の出来事をイヴに話す。
「本当に大変でしたね…」
「あぁ。でも…私は人に恵まれていると本当に思った。グスタフにもメイホウ殿にも、大臣にも。勿論イヴにも」
こうして…最愛の兄を亡くしたのに生きていられるのは皆のおかげだからだ。
「感謝している、イヴ」
「そんな…頭を上げて下さいセティ。私達夫婦なんだから支え合うのが当たり前ですよ」
「それでも…本当に感謝しているんだ」
コンコンッ




