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産気づくイヴ

「……ぅ…」


「ん?どうした?イヴ?!」


急にお腹を抑えてイヴは膝をつく。


「ぁ…赤ちゃんが…暴れてるの…いたたた…」


「大変だ!すぐに医者を呼ぶ!」


私はイヴを抱えて父の部屋を飛び出し、廊下で誰かいないかと叫ぶ。


「どうしましたか、セティ様」


そこに現れたのは以前私を息子と一緒になって虐げた父のハーレムの女の一人…。


「…イヴが大変なのだ。医者を呼んでほしい」


「ふふ、分かりましたわ。呼んでおくのでご自分の部屋に居て下さいね」


「分かった。すまない、頼む!」


私はイヴを抱えたまま自室に走った。







……この時、もっと冷静になっていれば……


未来は変わったのかもしれない。


だが、産気づいたイヴを前にして例えやり直せても同じ事をしただろう…

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