アヤとエレナのあとがき
A E
(マイクがオンになる低いノイズ。カサカサと紙をめくる音)
A:「おい、やりやがったな」
E:「……そうですわね」
( ※カンペ:『始まってますよお二人! 笑顔で!』 )
A:「あー……始まってるらしい。コホン。……アヤと」
E:「エレナの」
A&E:「「転生したら美少女冒険者に! 出張版ラジオ風味!」」
A:「で、エレナ。なんだこれは。このヘッドホンとかマイクとか」
E:「わたくしに言われましても。作者さんから紙を渡されましたの。『ラジオ風にやってくれ。アヤに任せれば大丈夫だから』……だそうですわ。ところで、ラジオってなんですの? 食べられますの?」
A:「食いもんじゃねえよ。一種の音声放送メディアだ。こっちの世界でいう新聞や雑誌の『対談記事』を、テレパシーで全地域にリアルタイム送信するようなもんだな」
E:「それは……かなりの迷惑行為になりませんこと? 街中が騒がしくなりますわ」
A:「そこは安心しろ。専用の魔道具を持ってるやつにしか聞こえない仕組みだ。……たぶん、な」
E:「なるほど。要するに雑誌の対談のように、ぶっちゃけ話をしていけばよろしいのね」
(アヤ椅子の背もたれに深く寄りかかって)
A:「話が早くて助かる。じゃ、ここからは読者も全部知ってる前提で、裏側まで話しちまおうぜ」
(アヤが豪快に喉を鳴らして冷えたエール酒を飲み、エレナが、温かい紅茶を啜る音が重なる)
A:「ぷはっ。さて。今回も色々あったけどさ、何が一番大変だった?」
E:「沢山ありますが……やはり『Hな要素』が一番の難所でしたわ。わたくし、あんなに攻めるつもりはなかったのですけれど」
A:「全くだ。R15の限界に挑みやがって。……まあ、お前が悪いわけじゃないのは知ってるけどよ。作者の悪い癖だよな……本人が言うにはどこまで書いていいかわからないかららしい・」
E:(クスクスと笑いながら)
E:「ならやめていただきたいですわ。反対に、シビさんは?」
A:「俺か? 俺は『男要素』の出し方だな。見た目がこれだろ?」
E:「それは元がおっさんなのですから、得意分野ではありませんの?」
A:「それがそうもいかないんだよ。ぶっちゃけると、書き手の熟練度がまだ足りなくてな。気を抜くと『TS美少女』じゃなく、ただの『おっさん』が動いてるだけの描写になっちまう。それじゃTS化の意味がないだろ?」
E:「文章ならではの悩みですわね。映像と違って、内面を描写しすぎると見た目が消えてしまいますもの」
A:「そう。今回は心理ホラー的な側面もあったから、その辺のバランスが特にキツかったぜ」
E:「……その、わたくしを求めるシーンも多かったですしね」
A:「(気まずそうに視線を泳がせ、耳の裏をかく)……あー、そうだな。……よし、話題を変えよう。良かった点は?」
E:「別の転生者の登場でしょうか。あれが最後に効いてきましたわね」
A:「だな。俺たちも『プロット』通りに動かされてるわけじゃなくて、結構ライブ感で進んでるからな。作者も書きながら『えっ、こうなるの!?』って驚いてるらしいぜ。先がわからなくてヒヤヒヤする、れでこれまでの部でも大幅に変更点あったしな」
E:「だからいつも心の準備ができませんのね。……わたくし個人の『良かった点』は、書かれなかった没シーンですけれど、シビさんとの着せ替え……コホン、試着タイムですわ」
A:「ああ、あの全削除されたやつか。試着室で真っ裸にしてあんなことやこんなこと……描写がガチすぎて『これはアウトだ、BANされる』って消されたんだよな」
E:「(少しだけ頬を染めて、いたずらっぽく微笑む)残念ですわ。わたくしは楽しかったですのに」
A:「お前、意外とノリノリだったもんな……。俺のSAN値が削れたぜ(遠い目)」
( ※新しいカンペが激しく振られる:『巻きで! そろそろ締めて!』 )
A:「おっと、お迎えが来たようだ。最後にお知らせとメッセージ、頼むぜ」
E:「はい。三部が終わり、いよいよ四部に入ります。これからもシビさんを支えて精一杯頑張りますので、よろしくお願いいたしますわ」
A:「ここまで読んでくれてサンキューな! この先どうなるか、作者すら決めてないらしいけど……まあ、付き合ってくれよ」
E:「本編の合間には、短編を出すみたいで、最初の主役は、池田丈さんみたいです。……かなり『暗い』お話になるそうですが」
A:「あぁ生前の俺の話ね……。話になりそうなものあったか?。多分舞台が名古屋なんだろうな。あいつ名古屋出身だし。名古屋、大阪、東京、広島はかけるけどやはり出身地が一番書きやすいらしい。……これ、あとがきになってるか?」
E:「ただの雑談ですわね。でも、ラジオとはこういうものなのでしょう?」
A:「……たぶんな!」
A&E:「「それでは、これからもよろしくお願いします!」」
A:「またどこかでな!」
E:「ごきげんよう」
(マイクのスイッチが切れるカチッという音。遠ざかる足音と二人の話し声が微かに漏れる)
A:「……ふぅ。なあ、これ本当に外に漏れてないよな?」
E:「どうかしら。まだ赤いランプが点いていますわよ?」
A:「えっ、おい、消せよ! これマズいだろ!」
一回こういうのやってみたかったの
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