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いきなり音楽教室  作者: marron
音大編
189/200

14、個性的な先生



音大の先生は、みんな個性的だと思う。

だから、誰を紹介しようか?と考えたときに一番に浮かぶのは、まず私の専攻科目を中学生のころからずっと見守ってくれているX先生となるわけだ。


X先生のご主人は画家で、レッスンに行くと、ご主人のアトリエを通らないとレッスン室に入れないという、すごい家に住んでいる。(フランス留学中に知り合ったらしい。なんて素敵!)

おかげさまで、本物の画家の先生が描いている大きな油絵を下絵の段階から目にする機会がある。

思わずアトリエで立ち尽くす私。

油絵の匂い。ほわあ~。


おっと、先生のことか。


先生はご自身もものすごーく素晴らしい歌い手である。一度聞けば本当に惚れる歌声だ。

フランス歌曲を勉強する人ならば一度は聞いたことがあるはず。

そのX先生の特徴は、小さい。

私のあごくらいまでしかない小ささ。

だけど、オーラが半端ない。全然小ささを感じさせない。

いつも背中がピンとしていて、お化粧もとても綺麗。


先生のすっぴんも見たことがあるけれど、すっぴんも美人だった。

お顔も美しいけれど、その美しさを維持するのは、先生の生き方全てだと思う。

音楽に対して厳しく誠実。自分に関わる全ての人に対しても、厳しく誠実。

中学生のころは怖い先生だと思っていたけれど、それが先生の優しさなのだなぁと実感してから、怖くなくなった。

私にとっては第二の母。いつまでもお元気でいてほしい。



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