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いきなり音楽教室  作者: marron
音大編
178/200

3、音大バスケ部



中学時代に病気になったものの、高校時代はわりと調子が良かったので、バスケ部とスキー部に所属していた。

そのままの流れで、大学でもバスケ部に入った。

音大だけど、サークルじゃない。体育会バスケ部だ。


音大生はどこでバスケをやってるかというと、一応敷地内に体育館があり、そこでひっそり部活を行っている。


よく、音大生なのによくバスケやってるね。と言われる。

骨など折ったら大変だからだ。

だけど、良く考えてみよう。ピアノを弾かずとも、骨を折ったら大変なのは誰でも同じ。

それに、バスケットプレーヤーがいつでも骨を折ったり突き指をしているわけではない。

バスケットで突き指をするのは、単にボールさばきが下手だから。

普通にやってりゃ、基本何の問題もない。


とはいえ、あるチームメイトが練習中転んで肘を複雑骨折した。

それは彼女が悪かったわけではなくて、ちょっとした不幸な事故だった。

当然、ピアノのレッスンも試験も受けられず、彼女は次の年とても苦労していたが、卒業時にはなんとか必要なピアノの単位を取っていた。


だからやっぱり、練習や試合で捻挫をしたり突き指をすると、ピアノの先生に嫌な顔をされる。

歌の先生にはバスケ部に所属していることを内緒にしていたりした。



ということで、音大バスケ部はひっそりと活動しています。



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