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いきなり音楽教室  作者: marron
音大編
177/200

2、履修と成績



私の通った音大は、音楽大学だからと言って、音楽だけを勉強しているわけではない。

普通の一般教養の授業ももちろんある。

そして、専門的な音楽の授業がメインである。


教育科もあるため、教職の授業もある。

あと語学が充実していると思う。

私はフランス語を学んでいたが、2人の教授が週に2回ずつと、さらにフランス語会話もあったので、ほぼ毎日フランス語に接していた。

しかもそのフランス人の先生が超イケメンで大人気だった。疲れの出る5限時に目の覚めるようなイケメンの授業。楽しかったなあ。


おっと、話しがずれた。


自分の専門科目(私は声楽)の他に、副科ではピアノのレッスンがある。

西洋音楽史、和声学、指揮法、その他カタカナの聞きなれない名前の授業が色々ある。

という感じで、きっと普通大学とはかなり違った様子なのだと思う。



成績は4段階。

Aが一番良くて、Dになると不可。

Cでも可なので、まあそれでも良い。


1年生の終わり、ある男子生徒に聞いてみた。

「成績、どうだった?」

彼は答えた。

「欠・欠・D・D・C・D・Dだったぜ」

リズム感良いねー!


じゃない!

欠というのは、試験で欠席した、または出席日数が足りていない場合で勿論不可。

ってことは、Cのひとつしか単位が取れていない。

お前…何しに音大に来たんだ。


音楽だけができれば良いわけじゃない。

というのを、みんな1年生で知るのだった。



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