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いきなり音楽教室  作者: marron
発表会編
173/200

23、忘れた!



発表会の舞台上で、忘れてしまうことがある。

緊張していて頭が真っ白、ということもあるし、時々妄想が頭に入ってくることもある。


ピアノの生徒さんで、弾いている次の音が分からなくなった場合、子どもによっては最初から弾くこともある。

責任感があるなぁと思う。

たいてい、弾きなおせばちゃんと弾ける。


まったく思い出せなくなって、舞台そでにいる私の方を向く子もいる。

「ド!ド!ド―ミーソー!」

などと、私が小声で叫ぶと「あ」と気づき、思い出して弾ける場合もある。

それでも思い出せない場合は、私が舞台に出て、隣に座ってあげることもある。

今まで、一回だけそういうことがあった。


だけど、内輪の発表会で、忘れたとか、失敗したとか、全然どうってことない。


隣に座ったことで、安心して弾けるならば、それで良い。

子どもたちにとっても、緊張しても、失敗しても、なんとか弾ききったことは、良い経験になる。


そういう意味では、私の音大の声楽の試験は失敗が許されない世界だった。

歌っていて、次の歌詞が分からない!ということがわりとある。

♪あ~う~あ~う~♪

と、歌詞のないあやふやな歌を歌ったこともある。

いやー、あの時の冷や汗ったら、生きた心地がしない。



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