16、発表会をしよう
ピアノのお教室を始めたとき、発表会はどうしよう?と考えた。
発表会をやるメリットとしては、人前でピアノを弾くので、よく練習するとか、少しレベルアップするとか、まあ、なんていうか、子どもたちの成長が見られる。
保護者にとっても楽しみの一つであるらしい。
しかし、デメリットもある。
特に練習をあまりしない子は、発表会までに曲を仕上げるのが非常に大変である。
練習をする子であっても、発表会用に普段とは違う曲を練習するので、下手をすると教本の進みが遅くなることもある。
発表会が終わった後に、燃え尽き症候群になって、簡単な教本など練習したくないという子もいる。
あとは、お金がかかる。
少人数であればあるほど、お金はかかる。
なぜなら、ホール代を出演人数で割るから。だから、あまり大きなホールでの発表会だと負担が大きい。
だから、生徒さんの様子を見て決める。
ということで、今はやっていないけれど、実は以前住んでいたところでは毎年発表会をしていた。
「今年の発表会は○月○日です」
「ええー!?」
せっかく発表会をすることにしても、ほとんどの子が嫌がる。
じゃあ、やらなくて良いんだな!?
それでもやっていたあの頃。良く頑張った。




