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いきなり音楽教室  作者: marron
発表会編
161/200

11、私の発表会・大学声楽でビデオ



大学生になって、音高のY先生から、音大のX先生門下に戻ってきた。

当然、発表会もX先生門下で出演する。


X先生門下は、音大生と大学院生がいて、音高から来た私には大人の世界だった。

レッスンの時に、ヒールで歩く姿をチェックしてもらったり、お化粧にもチェックが入った。

「そんな顔じゃどこに口があるかわからないわ」

と、みんな言われていた。口紅の赤い時代だった。



どの門下でも発表会があったので、友だちの発表会には花束を持っていった。


私の発表会にも、仲良しの友だちが花束を持って来てくれた。ほとんどがバスケ部の友だちで、私が舞台に立つと手を振って盛り上がっている一帯がある。うるさいし、恥ずかしい。


しかし疎んじてばかりもいられない。

彼らには録画を頼んでおく。学校でビデオ(録画機)を渡しておくと、発表会の私の前後の人と私を録画しておいてくれる。

家に帰って「どんなかな~?」と思って見ると、ビデオの始めに「マロン頑張れー!」などとビデオメッセージが入っていたりする。


宝物だけど、結局その後ビデオは一度も見ていない。

そんなもんだ。



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