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6、私の発表会・連弾で伴奏
中1で、二度目の発表会に出た。
確かブラームスの「ハンガリー舞曲(第5番)」を弾いた。
左手がものすごく忙しい曲だった。
2度目の発表会ということで、お手伝いも頼まれていた。
それは、ちびっ子との連弾。連弾というか、伴奏だった。
幼稚園くらいのちびっ子は大した曲が弾けないので、伴奏のある曲で盛り上げなければならない。
だけど、全てのちびっ子に先生がいちいち伴奏をしていたのでは、先生は大変なので、少し大きな生徒さんが伴奏を弾いてあげることになる。
それで、私も2人ほど伴奏を頼まれた。
とはいえ、発表会当日に初めて会った子に、いきなり伴奏を付ける。
一応前の週に楽譜はもらってあるので、曲は初見ではないものの、どのくらいの速さで弾けるのか、どのくらいの音量で弾けるのか、よくわからずに合わせなければならない。
先生・・・無茶ブリってこういうことだよね?
ちびっ子と一緒に舞台に出て、1回目はちびっ子一人で弾いて、2回目に伴奏を付ける、という曲だったものの、すっかりあがっていた私は、1回目から伴奏を付けてしまった。
ちびっ子よ、ごめんよ。




