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いきなり音楽教室  作者: marron
合唱編
145/200

20、珍しい声種



第九の合唱は(年によって違うが)たいてい、上手かみてがわがアルトで、中央が男声で、下手しもてがわがソプラノである。

中央の男子は、アルト側がバスで、ソプラノ側がテノール、という風に並んでいる。


バスが低い方で、テノールが高い声域であるが、ウチの学年の男子に、そのどちらでもない男子がいた。


カウンターテノールだ。

テノールじゃーん!

ではない。


カウンターテノールというのは、ファルセット、いわゆる男声裏声という発声で、女声のような音域で歌うテノール歌手のことで、もののけ姫の主題歌を歌った米良さんや、フィギュアスケートの番組で歌っている岡本さん(彼はソプラニスタと名乗っているようだが)などが有名。


その男子は、どんなパートを歌うかというと、アルトを歌うことになっていた。

しかし、男子が1人アルトに混ざると見た目が悪い。

それで、彼は一番アルト寄りのバスの列に入って歌っていた。

バスのような顔をして、アルトパートを歌うため、男子だけが歌っている時、彼は口を閉じているのがわかる。


第九は年末NHKで放映されているが、そこまで見ている人はいまい。



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