14、音高の合唱・混声合唱
音高3年の合唱の授業は、声楽科の生徒だけは混声合唱のクラスに入れる。
混声合唱のクラスは、声楽科3年の女子(13名)と3学年全体の男子(10名くらい)の小編成である。
しかし、声量はかなーりすごい。
高校生で初めて「混声合唱」をすることになった。
これがとても楽しかった。
何しろ、音の幅が広い。
女声だけではなくて、男声が入るとそれはもう、迫力が増すのだ。
高校生になっていれば、男子も声変りが完了している。
人によっては、立派な重低音のヤツもいる。
ハッキリ言って羨ましい。私は本気でバリトンを歌いたいと思っていた。
ていうか、次に生まれ変わったらバリトンで生まれてやるんだ、絶対。
まあ、そんな音高の合唱の授業は面白かった。
合唱指導の先生はフェルマータと呼ばれていた。音楽の記号の一つであるが、頭髪の形が上から見るとバッチリフェルマータだったのだ。先生がそう呼ばれているのを知っているかどうかはわからないが、誰かに先生の特徴を説明すると、すぐにわかってもらえる。音高あるあるだったりもする。
フェルマータ↑これです。
(頭頂部と耳から耳まで髪の毛が残っているのを上から見た図)
さて、バリトンに生まれるために、どうしたら良いのか、誰か教えてくだされ。




