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いきなり音楽教室  作者: marron
合唱編
129/200

4、小学校合唱クラブの合唱祭



年に一度、地域の小学校の合唱部が集まって、合唱祭というのを催していた。

各学校の合唱部なので、単なる音楽の授業でしか歌わない子よりは上手ではあるけれど、決して上手いわけでもない、和やかな会である。


私はこれが好きだった。

想えば、1人で人前で歌うことはできないくせに、舞台が好きな子どもだったのだ。

白いブラウスに紺色のスカートに白いハイソックスというスタイルが、特に好きだった。


ライトの中で歌うのも好きだった。

舞台裏のヒンヤリした感じと違い、舞台のライトの中はほんのり温かい。歌っているとホカホカと身体も温まる。


歌い終わると鳴り響く拍手が好きだった。

どこから聞こえるのか、会場全体が土砂降りのような拍手の音は何とも言えないものだ。


全ての学校が歌い終わった後に、全員合唱で「ハレルヤコーラス」を歌うのが好きだった。

英語にカタカナをふった楽譜は、今でもとってある。意味も分からずカタカナ英語を歌うのも、大人の仲間入りのようだった。


そして何より、合唱祭は土曜日の8時半までやっていて、いつも8時に寝る私にとっては、年に一度の夜更かしの日でもあった。


懐かしい、合唱祭の思い出は尽きない。


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