2、小学校の合唱クラブ
しばらく子ども時代の話が続きます。
私は小学校4年生から6年生の3年間、小学校の合唱クラブに所属していた。
歌うことは好きではあるが、1人で歌う勇気はない。
ということで、誰かと一緒に歌う合唱は私にピッタリだった。
しかし、だからと言って誰かに任せてその場に立っているだけではない。自分の声も混ざらなければ、合唱とは言えない。
逆に、自分ひとりの声しかしないような歌い方もしてはいけない。
隣にいる人の声を聞きながら(感じながら)歌うのが合唱だ。
私は耳がとても良いらしく、隣の人どころか、その隣の人の声も聞こえた。
その隣の声も聞こえるし、反対側も隣も隣の隣も聞こえてくる。
よく聞いていると、結構みんな適当に歌っているのが分かる。
さーて、どこに合せたらいいのだろうか。
小4ながらに、色々考え、行きついたところは、
「俺の声に合わせろ」方式。
誰よりも大きな声を出して、みんなを引っ張って行こう、と、この時決めた。
と、思ったら、早速先生に「合ってない」と言われた。
そりゃそうだ。一人の声が出っ張ってはいけないのだから。
人に合わせる、声を合わせる。それは音程を合わせることではなくて、心を合わせることなのだ、ということを、小4から少しずつ学ぶこととなった。
2、小学校の合唱クラブはちょうど500文字でした^^




