24、指は無事か!?
時々、生徒さんはピアノを弾けないことがある。
それはなぜかというと、怪我をするから。
ウチに来ている子は男の子が多く、いつも誰かしら怪我をしている。しかも、ピアノが弾けないような怪我。
よくあるのは、深爪。切る時に気を付けていても、大人でもやることはある。深爪をした指はかなり痛くて、ピアノは弾けない。
ちなみに、指先に絆創膏を貼っていると、滑って弾きにくい。それに、どういうわけか、あのベタベタが鍵盤についてしまって、黒くなってしまう。ので、お勧めしない。
あと、子どもはわりとイボができる。指先にできてしまうと、ピアノを弾くのは痛いらしい。皮膚科に行って治療しなければならない。
それから、時々あるのが骨折。
ガッチリ固めたギプスの上に包帯をぐるぐるに巻いてくることがある。それはもう、誇らしげである。
って、おい!
ピアノに来るのに、ギプスして喜ぶな!
深爪だろうがギプスだろうが、レッスンはお休みにはならない。
なぜなら、右手がだめなら、左手で弾けば良いじゃないの!
ということで、右手を痛めている場合は左手強化月間となる。
実はそれはかなりキツイので、子どもたちは一度それを経験すると、多少痛くても両手で弾くほうを選ぶようになる。
怪我などしないほうがいいのだけれど、まあ、経験なので、一度くらいは片手強化月間を体験するのも良いものである。




