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いきなり音楽教室  作者: marron
再びお教室編
114/200

14、一番右側のペダル



ピアノにはペダルが3本、付いている。しかし、私が使ったことがあるのも、生徒さんに教えるのも、一番右にある1本しかない。あとの2本は無視。


さて、そのペダルは結構重要で、音を伸ばすために使用する。

私はペダルで苦労したことがないのでよく分からないのだけど、人によっては、ものすごく苦労する。

なにせ、どこでペダルを踏んで、どこで離せばいいのか分からないらしい。

一応楽譜には、書いてあるけれど、微妙に長すぎても短すぎてもダメだという、こればかりは耳で聞いた感覚で、一番良いところで踏むしかない。



「はい、踏んでー!」

と言うと、生徒さんはペダルを踏む。

手も・・・鍵盤を押しっぱなしになる。

ジャーーーーーーーーーーーーーンーーーーー

「手は動かして良いんだぞー!」


逆に

「はい、離す!」

と言うと、

ペダルから足を上げる生徒さん。

ついでに、手も上げてしまう。

♪~~~~~~~ピタ

「曲消えてるよ!」

というのを繰り返す。


なんでだろう。手と足が自分のものじゃないみたいだ。


大抵の場合、踵が上がってしまっている。

私が弾いているのを見せてあげたり、生徒さんの足を踏んづけながら、一緒にペダルを踏んだり、色々やってみるけれど、私の苦労とは裏腹に、ある日いきなり感覚で出来るようになることが多い。



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