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3話:第一村人発見 希望とホープと大陸と ☆彡 編集

十年以上前の下書きを見つけてきたので、

掘り起こして放流させていただきます。

お目汚し、失礼します、、、

「そうですか、船が難破を」

簡素な造りのログハウスに案内されたソナタ。

なんのかんので、浦島に逆招待された亀は、出された少し青い臭みのあるお茶を口にしながら、身の上を話していた。

「あはは……ニエルまで行ければ何とかなりそうなんですけどね~」

「お知り合いでも?」

「あ、いえ。ただ、これがあるので」

そう言うと、ソナタは山査子の髪飾りをつついて示した。

「綺麗な髪飾り」

「これ、実はゲートのキーなんです」

「ゲート?」


ゲート。

大陸間を往復するには、特別な門とカギが必要となる。


なお、このゲートの魔術も某プレイヤーが「ゲイと。」に変更を目論んだらしい。


珍しく運営がカスタマイズ不可にしたため野望は潰えたものの……ブレンド関係機能を全てホモ系列で染めようとする態度に、


「おい、ポコチーニ902がノンケやめるってよ」


というスレが立つ始末。

その20まで伸びて喧々囂々、憶測に満ちた議論も交わされたが、真相は本人の胸中、闇の中であった。


「ゲートを開けばあちらの大陸と自由に行き来出来るようになりますから」


目の前の巨n…少女。シフォニアの目がまん丸になる。

「はぇ……ええ!? それって、とんでもないことじゃ」

彼女は驚きのあまり、飛び上がるようにして立ち上がった。


ーが、何かに思い当たった様子ですとんと座る。


「もし、」

「?」

「もしも、なんですが……あ、いえ、その前にソナタさんの大陸には、医術か魔術の優れた街は有りますか?」

「医療は……ちょっと思い当たりないですけど、レベル1500以上の魔術師なら私も含め、何人かいますね」

「ほんとですか!?」


またしてもG級のアレが揺れ、ソナタの視線も揺れた。



「……母です。数年前から病を患っていて」

案内された先には時間が止まったように眠る一人の女性があった。

「失礼します」


手の脈を取り、


「あの、こちらの大陸の魔術は言葉が変わってて、びっくりするかもしれないですけど」

「構いません、お母さんを助けて貰えるのでしたら」

「では、」


すぅ、と息を飲むと意を決して紡ぐ。

「これは医療行為……断じて医療行為……セクハラではなく……デュフフのフ……」

「ええ!」

「ちょ~と、色々揉んだりしますけど!断じて!断固として医療行為な・の・で」

「だ、ダメです!」

「イヤよイヤよも好きの内~」


第7階梯の走査スキャナーのスペルに呼応して高まる魔力。


「ダメ!」

「ぐへへ、おねーちゃんの…」


―ブッブー!


「は?」


―イカガワシイ言葉を検知、新都条例を執行


「あのですね、」


―ソナタの魔術発動を拒否、マナを没収


「こ、この大陸には」


―徳得ポイントを減点、-10点!


「新都条例という神様が」


ーソナタの周囲の魔力が霧散する


「あって、ですね…」


「…はえ?」


おそらくソナタは過去1番のマヌケ面を晒していた…



居間に戻ったソナタ達。


シフォニアがマグカップに先ほどのお茶を入れ直してくれた。


「神様は、全知にして全てをご覧になっています」


「監視社会?」


「あ、いえ。そう言うワケではなく、徳を積んだものには徳得ポイントを賜ります。徳を積むとポイントに応じて私達を助けてくださるのです」


儚い笑顔。察するに彼女の母親を快癒するには相当の「徳」を積まなければならないことが窺える。


「魔法は、さっきみたいに弾かれるの?」


「いえ、そうではなく。」


おやおや、今度は困った笑み。表情の忙しい少女である。

「…え、」


「え?」


「えっ…ちな言葉と年上の女性に対する敬いのない言葉を使う時だけ、減点されてしまう様で…「原典魔法」と言う美しい魔法なら大丈夫だそうなのですが…」


「…ングッ!」


「きゃ、ど、どうされたんですか!?」


ソナタはむせた。そして、罪悪感に頭を抱えた。

千年女王ことレイちゃんさんと戦うに際して姉から授けられた原典魔法。命懸けで与えられたソレを。


ーソナタはすっかり忘れていたからだ。


時間もずいぶんたったし、元々下ネタに改変した魔法に慣れ親しみすぎて回帰していた。


ー最悪である。


困った。かと言って、徳得ポイントとやらはなかなか貯まるものではないし、ニエルまで魔法無しで辿り着けるかも怪しい。


まさかの縛りプレイである。


「あの…」


心配そうにGカップが揺れて…じゃなくてシフォニアが覗き込んでくるがだいぶショックを受けて姿勢すら変える気力が湧かない。


本当だ。ベストポジション、とか思ってはいない。

断じて、、、


と、家の呼び鈴が鳴る。


シフォニアが、答える前に扉が開くと。


「う、、、う、、、」

泣きじゃくるのは最初に自分をツンツンしてくれやがったクソガ⚪︎達!


…しかし、なんだか様子がおかしい。


「「「生まれてきてずびばせんでじたぁ…!」」」


「待て待て、一体何があった?」


唐突に始まった子供達の総括大会。

異様な光景に、ソナタは仰天する。


が。

同時に、「解決の糸口」が到来した予感も感じるのであった…。





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