魔法少女ちゃん、ごはん。
めちゃくちゃ短いですが・・・
いま、私はとても平和に過ごしている。かつての生ではそれこそ考えられなかったくらいに平和だ。少しずつリハビリをしながら両親やメイドさんたち、執事さんたちやこれまたすんごい優しい兄二人と過ごしている。
え?ご飯はどうなったのかって?ベットから一歩も動けなかったよ・・・それでもメイドさんが車いすにのせてくれて食卓にはつけたんだけどスプーンすら持てないくらいな筋力だし・・・うん。おかゆを食べさせてもらったよ。おいしかった。そのあとは、うん。記憶がないけど。どうもすぐ眠ってしまったみたいで・・・そのあともおかゆとかを食べさせてもらいながら少しずつ運動とかしてようやく歩けるくらいにはなりましたとも。・・・実はあの日から三ヶ月くらいたってるけど。いやだって仕方なくない!?それくらい必要だって!うん!
「ラピス様。スーでございます。お入りしても大丈夫でしょうか?」
「あ、うん。もちろんだいじょうぶですよ!」
「それでは失礼いたします。本日は奥様から許可が下りましたのでご家族でのお食事でございます。」
「!!!ということはもう仏のご飯を食べても大丈夫ということですか?」
「そういうことでございます。しかも本日はラピス様の快気祝い。かなり豪華なものになっていると思いますよ。」
そういってほほ笑むスーさん。やっぱりめちゃくちゃ美人。
「とっても楽しみ!初めてのご飯だもん!」
「そうですね。それでは行きましょうか。立てますか?」
「もちろん!」
そういってベッドからぴょんと降りると少し変な音がした。
「あ」
「ラピス様!?」
やっぱり一筋縄ではいかないみたいです私の食事。
「大丈夫?ラピス。」
「お、奥様!わ、私の不注意で・・・大変申し訳ございません!」
「いえ。構わないわ今のはこの子が悪いもの。まさか飛び降りるとは思わないわ・・・」
「ご、ごめんなさい・・・」
「次からは安易に飛び降りたりしないようにしなさいね。とりあえずてっとり早く治してしまいましょうか。”聖寿一階梯・命の輝き”」
「なんかくすぐったい・・・」
「そういうものなのよ・・・はい。もう治ったはずだわ。」
「ほんとだ!すごい!」
「そうやってすぐはしゃぐとまた大変なことになるわよ。」
「はい・・・気をつけます・・・」
「よろしい。それじゃあ行きましょうか。」
「はい!」
「貴方様。連れてまいりましたわ。」
「御苦労。ところでなにかあったようだったが・・・」
「ええ。ラピスがベットから飛び降りて足の骨をこう・・・グキッと。」
あ、お父様があちゃーって顔してる・・・ごめんなさい・・・
「まあでも直したんだろう?ならいい。さ、早速食べようじゃないか。」
「ごちそうさまでした。」
とてもおいしかった・・・
「とてもおいしかっただろう?」
「はい!とっても!」
「それならよかった。うちのシェフに限界に挑戦させたかいがあったってものだ。ところでもう本当に大丈夫なのか?」
「はい!もう全快ですよ!」
「そうか。それなら・・・外出してみるか?もちろん護衛付ではあるが。」
「外出してもいいんですか!?」
「ああいいぞ。と言っもこの街だけだが。」
「充分です!とっても嬉しいです!」
「それなら僕もついていこうかな。いいでしょ?父上。」
「もちろん。お前がついていってくれるなら心強い。」
「!ルクス兄様がついてきてくださるのですか!?嬉しいです!」
「ああ。もちろんだよ。可愛い可愛いラピスを一人で街に出すわけにはいかないからね。僕と一緒に出かけてくださいますか?レディー?」
そう言って王子様然として跪いて私に手を差し出してくるルクス兄様はやっぱりとてもかっこいい。
「もちろん!よろしくお願いしますわ!!!!」
そう言って手を取るととても嬉しそうな顔でニコッと笑う兄様。13でこのカッコ良さは反則でしょ兄様。
まあ、何はともあれ外出権げっとだぜ!