表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/56

第9話、両親

家に帰ると、玄関の前で、2人が立っていた。

「ただいま〜」

クレイがそう声を出すと、

「「おかえり〜そして、ただいま!」」と、2人から、声が帰って来た。


そう、2人の両親である。


1人は、男、年の頃は35歳位であろうか。

もう1人は女、歳も同じ位であろうが、女性の年齢を、詮索するものではない。


「飯、獲れたか?」

父親が問いかける。

この男、ジャック-ミスティック。

背は、190センチメートルに、少し足りないほどか。服の上からも、鍛えられた肉体を持っているのが、すぐに分かる。ムキムキマッチョではない。引き締まっていて、それでいて、柔軟な筋肉。男であれば、誰もが欲しがる肉体であろう。

髪は燃えるような赤。眼の色も赤。顔の作りは、まあ人並みであろう。しかし、眼の鋭さや、纏う気の質が、只者では無い。

「獲れてるに決まってるじゃないの!何言ってるのジャック!」

こう返した母親。アリア-ミスティック。

髪の色は、青。眼の色も青。

細身で、小柄。身長は、155センチほどか。体重は・・・殺されたくないので、公表を差し控えさせて貰います。

「熊、獲れたよ〜」

そう言って返すクレイの左腕に、2人は気付いた。


「あんた左腕、何つけてんの?」

アリアが聞く。そりゃそうだ、腕に蛇巻きつけてたら、気になるはずだ!笑


家の中で、アリアが熊鍋の準備をしつつ、クレイとジャック、アリアが会話する。

そりゃ想像を絶する、アリアの反対。

蛇のペットなど、問題外だと、えらい剣幕である。しかもモンスターである、マジックパイソンだ。魔法属性が、どう変化するか分からない、マジックパイソンをペットにするなど、反対だと言う。しかも足が無い。毛も無い。ん?問題はそこか?


ジャックは、別に良いじゃないかと、アリアをなだめる。魔物使い登録すれば、街に行っても問題ないしと、論点をズラす作戦だ。なかなか賢い。


「冒険者登録出来るのは、12歳からでしょ!それまでどうするのよ!私面倒見ないからねっ!!」

アリアが答える。

ジャック、作戦勝ちが見えてきた。

「ちゃんと世話するよ!餌も肉と水で良いみたいだし、フンもしないしさ!」

クレイが頼み込む。

そう、マジックパイソンは、全て魔力に変換するので、フンもしないし、尿もしない。結果、アリアは、渋々許可する。

「我が家に蛇なんて…」

何かブツブツ言っているが、クレイとジャックは、気にしない。許可さえ取ればこっちのものである。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ