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クレイの決意
クレイは、冷静な目で、戦闘を見つめていた。命のやり取り、それは綺麗事ではなく、国の思惑によって、人が死んでいく。
人だけでは無い。共和国は奴隷として、獣人を戦闘の最前線に、配置している。
当然、獣人の命も、共和国の人間以上に、散っている。
クレイは、戦争を恨めしく思った。
戦争を無くしたい。
この思いである。
しかし、今、クレイに出来ることはない。1人の人間に、戦争を止める力など、ありはしない。それこそ英雄と呼ばれる人物でも、戦争を終わらせる事しか出来ないのだ。
戦争を無くす。それには何が必要なのか、自分に、何が出来るのか、今はまだ出来なくとも、どう行動していけば良いのか、深く考えさせられるのであった。
そして
「力と権力が必要だな」
そう、小さく呟く
『そう思うのなら、俺が力と知恵を貸してやろう』
マダラの念話が、クレイの頭に響く。
「俺に出来るかな?」
クレイが、小さな声で、マダラに聞く。
『今はまだ無理であろうが、心身共に鍛え、それこそ英雄以上の力と、国を動かすだけの行動力、そして、人々からの信頼を勝ち取れば、成せるであろう。協力してやるぞ!』
マダラの答え。
それに、自分が、これからどう動いていくか、気持ちを固めるクレイであった。




