神さまを辞めた話
「私、なんで神さまを辞めたんだっけ」
声を出す。たったそれだけで感動してた時期が懐かしい。
土砂降りの大雨が体温を下げている。
- どうでもいい
前に食事を食べたのがいつか覚えていない。でもそのせいで空腹感というものが腹を握り締める。
- どうでもいい
なぜか頭が痛い。そういえば聞いたことがある。呼んだことがある。寝てないと起こるらしい。
- どうでもいい
深い暗闇を、激しい雨音を引き裂いて強い光が喧しい音を立ててこちらに向かって来て、通り過ぎた。水が大量に飛び散り、服が水浸しになっている。
- どうでもいい
付き合いに長い神たちと談笑していた日々が記憶をよぎる。
- 懐かし、、、
- 違う
- ダメだ
- そんな資格はない
- 全部全部全部全部全部全部全部、、、
- 自分のせいだ
私が決めたから協力してくれた。なのに俺が今更なんて‼︎
なんて言えばいい⁉︎
僕のせいで消えてしまった神もいる。不幸にしてしまった人々がいる。
ワタシが世界を変えた‼︎
だから‼︎
だから責任を取らなきゃ‼︎
誰でもないウチが引き受けなきゃならんでしょう‼︎
私が神を辞めたあとに生まれた人たちは、神たちは、知らない。
でも、だからって、ねぇ?
このまま壊れてしまっ、じゃない!
それだけはダメ‼︎
神に戻るよりも、もっと許されない!
「あ、ああ、、、ああ、、、
あーーーーーーーーー!!!!
もうっ!!!」
これが今の自分。哀れすぎるな。ウケる。
「あははははは!!!!」
人類を起源とする神?
馬鹿馬鹿しい。あんなの無理矢理演じてただけなのだよ。
人と神々の距離が近すぎる?干渉のしすぎ?
どの口が言ってんだ。
結局は、羨ましかっただけ、、、なのかな?
もうわかんない。
わかんないよ。
今日はどこで寝よう。あそこだったら雨は凌げるから、、、
それでいいか。
どうでもいい。
???「あれは、、、」




