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グリモワールで人助け~虚無の書~  作者: 柳木優渡
全ての始まり
4/15

楽しいパーティと若様

 もうウォレスに転生してから、5年の月日がたった。

この世界では、誕生日が5の倍数の年の時は特に豪華に祝ってもらえる。

貴族では、5歳になるとお付きのものを決める。

今日、俺は5歳の誕生日を迎える。

 お付きにするのはもう決めている。

セアにするつもりだ。一番、きっと優秀だと思ったからだ。もちろん、本当の理由は、もう少しましな理由だ。

優秀だからではなくセアが可愛いと思っているからだ。だってしょうがないだろ、男の子なんだから…好意を寄せている女の子には近くにいて欲しいと思うのが常識。


 



誕生パーティーが盛大に行われた。

もちろん、今やっているのは身内だけのパーティーだ。

誕生パーティー会という外向けのもすでに終えている。

パーティ会とは名ばかりのただ自分の子供を着飾り自慢する会だったが。

まあ、いろんな女の子が見れて楽しめたからいいのだけど。言っとくが俺はロリコンじゃねえロリコンじゃねえからな!

と、思い出しているとお父様からプレゼントを送られた。

 『ウォレスは本が好きなようだから』と言っていろんな本をくれた。

「ありがとうございますお父様。お父様、ひとつお願いがあります。」

『なんだ?いってみなさい。』

「はい、この度私は5歳を迎えました。なのでお付きの者がつきます。

だから、外に出てもいいでしょうか?」今まで俺は外に出られなかった。

まあ、理由もわからなくもない。

 が、そろそろ自由に外に出れるようになっているといろいろと役に立つだろう。と、考えたから今聞いたのだ。

『…………………。まあ、いいだろう。ただし、貴族らしく礼儀正しくな。』

「ありがとうございます、お父様!」

いやぁお父様は話が分かる!






一通りプレゼントを貰い終わったので最後にお付きの者を決める時になった。

『ウォレス、お付きの者は誰がいいかな?』とお父様が優しげに聞いてきた。


「はい、お父様、セアがいいと思っています。もちろん、本人が良いと言ってくれるのならですが……」と、はっきりと少々上目遣いでお父様に言った。

『ふむ、そうか、セアは良いのか?』と、お父様はセアに対して聞いた。

『はい、願ってもない光栄です。私などでよろしければ何なりと。』とセア。

『ふむ、そうか、ならウォレスのお付きはセアにする!異論はないな。…………よし!では、パーティの続きをしよう。せっかくの息子の誕生日なのだ大いに祝ってやらないとな!』と、お父様の一声によってパーティは再開された。

 そのあとは、とても楽しかった。

ただ俺は疲れて途中で眠ってしまい。

セアに部屋へと運んでもらったのを、微かに記憶に残っていたが、そのあとは、ぐっすりと寝ていたため、何一つ覚えていない。

 ただ、こんなに楽しいと思えたのはいつ以来だったかな。

投稿遅れて申し訳ありません。次回は日曜日を予定です。ここまでお読みいただきありがとうございます。

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