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学園長の勅命!アルバイト!

「今日みなさんに集まってもらったのは、ほかでもない、魔術祭の事です」


秋休み直前、学園長室に集められた50人程度の生徒。一年生から三年生まで勢揃いだ。


「今年の魔術祭のメインイベントで、学園ほぼ全土を使うのですが、少し魔物が多いと不都合があるのです。そこで、真面目で実力のある、みなさんに討伐のアルバイトをお願いしたいのです」


「具体的にはどれくらい倒せばいいんですか?」


真面目そうな女生徒が聞く。


「適当な数で構いません。仮に全滅させてもまた復活しますし、みなさんの事ですから手を抜くとも考えられません。夕方までに倒せるだけで十分です。

割り当てを決めますので、代表者は集まってください」



「こんなものかしら?」


代表者としてカティがいくつか地域を決めてきた。

候補は、深紅の舘、堕ちた聖堂、舞雪の山だ。


「七人いるから、三つにしたけど…これでいいかしら?」


「あぁ…いいんじゃないか?」


「じゃあ私たちの割り当てを決めるけど…ヴェクとマリィは深紅の舘ね」


「兄貴は?」


「うーん…どっちにしようかな…」


「あ、アズラも深紅の舘に行って。一応、二人は一年生だし、去年みたいな事がないとは限らないから」


「うん、わかった。残りは大丈夫?」


「私とサクヤで舞雪の山、エンカとテムダで堕ちた聖堂をやるわ」


「ちょっと待て!めんどくさい方押し付けただろ!」


「……別にいい…。…行くよ…テムダ……」


「じゃあ決まりね!みんながんばってね!」


部屋を後にしようとする七人。そこに…


「おや、アズラに弟子たちではないではないか」


「こんにちは〜♪」


ヴァンとファルが声をかけてきた。


「あ、ヴァンさん、ファルさん、こんにちは。二人もアルバイトに参加するんですか?」


「えぇ、そもそもこのアルバイトはわたくしたちが魔術祭に参加するから行われるんですよ」


「そうなんですか…二人はどこに?」


「あぁわたしが異世の密林、ファルが竜の墓場だ」


竜の墓場―洞窟エリアの星6地域。非常に危険な場所だ。


「えぇ!?一人でですか!?」


「この程度、容易いのでな。…ファル、行こうか?」


「はい、ではみなさん、また今度」


さっと消える二人。


「やっぱりすごい人たちだよね…」


「私たちも負けてられないわ。行きましょ!」


みんながそれぞれの目的地に向かったのだった…。

星6地域を一人で担当するヴァンさんとファルさん。恐ろしいスペックです。

この二人と魔術祭では真剣勝負になるのでしょうか…?

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