表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
49/174

入学式、運命に加わる兄妹2

第四章最終話です。

「へえ~、大活躍だったのね、アズラ」


学園に戻って新入生二人の話をカティとテムダにしたアズラ。


「しかしその男の方か?なかなか面白い奴じゃねぇか」


「面白いって…無謀なだけだよ…」


「そうか?」



そんな話をしていると、アナウンスがかかり、入学式が終わったことが告げられた。ちなみに今この場にエンカとサクヤがいない理由が…


「しかしくじ引きに当たらなくてよかったな?」


「二人はちゃんと仕事するかしら…?」


伝統の(?)くじ引きに当たり、案内役になってしまったのだ。


ただ、カティの心配はすぐに現実のものになる…。


「こら~っ!待ちなさ~い!」

サクヤの声が近づいてくる。


「お兄ちゃぁん…待ってよぉ…」


「オレは姉貴を探すんだよ!」


「ハァ…サクヤ…。…ってあの声は…、まさか!」

声を聞いて何かに気付いたカティ。


「姉貴!」

「お姉ちゃん!」


声の主がカティの前で立ち止まる。男の方はそこそこ長い灰色の髪に切長の目、俗に言うイケメンだ。女の方はとてもサラサラの純白の髪に可愛らしい瞳、人形みたいな凄まじい美少女だ。


「ヴェク!マリィ!どうしてここに!?」


「どうしてって…」

「学園に入学したからだよ?お姉ちゃん」


「そうなの…。あ、アズラ、テムダ、この二人が私の弟と妹のヴェクとマリィよ」


「「え…?アズラ…?」」


「?どうしたの?」


「「先ほどはありがとうございました!」」


「あれ?さっきの子たち?」


「え?え?」


「ア、アズラさんってお姉ちゃんの知り合いなんですか?」


「え、うん。入学してからの付き合いだよ」


「恋人とか?」


「いや、それは違うよ」


「そうなんですかぁ…よかったぁ」


「ふーん…」


なんだ、という顔をするヴェクと呼ばれた少年と、なぜかとてもホッとした表情のマリィと呼ばれた少女。

ただこの状況を良く思わない者もいるわけで


「私を…」

「俺を…」

「「置いていくなー!」」


二人が思いきり叫ぶ。


「あ、あんたはどうでもいい。んで姉貴、アズラ兄貴と付き合っているわけじゃないんだな?」


「ちょっと待ておま…「え!?えぇ、そういうわけじゃ…ってどうして…」…オイ!」


強烈に無視されるテムダ。もうかわいそうになってきた。

カティの質問にヴェクはマリィを示した。マリィはアズラを見ながらもじもじしていた。


「あぁ…そういうことね…。えぇ、違うわよ」


「オッケー。おーいアズラの兄貴ぃー。マリィが話があるって」


「あ、兄貴!?」


「いいだろ兄貴?」


「え?まぁ…うん…」


「んじゃ兄貴、マリィ見て」


「え、うん」

マリィを見るアズラ。


「え…えっと、その…アズラ様…」


「様!?」


「大丈夫、気にしないで」


「あの…不束か者ですが、末永くよろしくお願いします!」


「え?どういう…「よかったわねアズラ!妹泣かせたら承知しないわよ?」え?え…「これで名実ともに兄貴になるわけだ。よろしくな!兄貴!」…え!?」


アズラはまったく話を理解していないが、話は思いきり進んでいる。


「じゃあ今日はここで解散にしましょう。ヴェク、マリィ、寮に案内するわ、着いて来て」


「じゃあまた明日な!兄貴!」


「アズラ様、また明日…」


さっさと帰ってしまうカティたち。取り残された三人は…?


「あ、あれ~?学園案内どうしよう~?」

「新入生にまで邪魔者扱いされる俺って…」

「一体…どういうことだろう…?」

とても困っていた。






「……そもそも…自分出番なかったんだけど……」

とても怒っている人もいた…。




―この学園の運命に、新たな二人が加わった―

次回より第五章。ドタバタ兄妹を加えてアズラ君たちのまわりは大騒ぎ!?

お楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ