09.
「あー、今の約束忘れるなよ」
「?」
「……大きいのが片付いたら急務で行うことがある」
「直近で急務なことなどあったか?」
ならそちらを先に進めようか?と聞かれるが後々を考えたら今抱える案件を終わらせた方が得策なのは間違いない。
なら宰相の要望を伝えないとならないが……。
「今のが片付いたら……あー、……次代を得たいと……」
「あぁ…」
内務処理を進めたいからと夫婦生活を控える約束をさせたのに、終わったら真逆の行為をしたいと自分で言った矛盾にリードを見られず彼の返事がどんな顔で返したのか分からない。
その後も何も言わぬリードが気になって、伺い見れば少し難しい表情のまま、なお無言のリードに心配になる。
「……リード?」
「今のやつだけじゃなく先々邪魔なやつは全部処理しておくか?」
意外にもリードから仕事へのやる気を伝えられホッとする。
「いや、お前にも近衛の仕事があるし、程々に区切れば」
「久し振りにフィオからおねだりをされて叶えないわけにはいかないからな」
にやりと射抜かれて、────そういえばこういう奴だった! と思い出したが時はすでに遅くフィオリアの耳を甘噛みしたリードの決意が聞こえた。
「俺に愛されるだけの日々を我が女王に」
お読み頂きありがとうございます。
また続きでお会いできますよう。
これにて一旦止めさせて頂きます。
早めにお会いできるよう頑張ります。




