E.p1 幻想の行進曲
「きゃあああー!!」
「やめろ!!」
「く、来るなあ!」
「ハハハッハハハ!!
ああ、素晴らしい……これぞ…勝利の景色!
ハハハッ……なあ、どうだ?
聖女を奪われ、私には手も足も出ない……
ああ、そう顔を歪めないでくれ……喜んでしまうだろう?」
人々は一様に考えただろう。
――何を間違えた?
目の前には先程まで白く美しいドレスを纏っていたはずの人物を片脇に抱えた男がいた。
その片脇を見つめ、やがて、抱える男の胸あたりを通過し、首筋を通って、初めてその顔が目に入る。
赤黒い血を頬へと付け、その時、そのタイミングでその男は世界で一番、生き生きとしていた。
まるで、水を与えられた金魚のように。
人々は救いを探していた。
光を探していた。
まだ、鮮やかに彩られている景色を探していた。
人々の視線は同じように動くことはなかったが、それでも皆、探しているような伺うようなそんな動きをしていた。
縋るような想いを込めて、迷子のように探し続けていた。
――助けて!!
しかし、どこにもない。
やがて、人々の視線は収束していった。
片脇に抱えられたその人物は死してなお美しくあるために人々は縋りたい思いだったのだ。
何より、彼女は人々の救いの光だったから。
しかし、彼女のその瞳から光は消え失せ、その指の先は少したりとも動くことはない。
そして、人々を恐怖へ陥れた決定打はこれだったのだろう。
男は彼女の頬に指を滑らせ、やがて、光を反射するといつも美しく煌めいていたツヤのある髪へと指を差し込む。サラサラと流れゆく髪に人々はまるで希望が零れ落ちるかのようなものを味わっていた。
笑っていた。
まるで愛おしいものを眺めるようなこの場に似つかわしくない笑みを浮かべ、まるで大事なものを扱うようにただひたすらに愛でていた。
赤黒い海の真ん中でそれは完成してしまった。
――狂気の悪魔――
もはや救いはなく、誰もが終わりを覚悟していた。
だから、そんな絶望の淵にいた人々は気づくことはなかった。
目の前の悪魔がその瞳に涙を忍ばせていたことも、聖女の表情がまるで幸福な人がする、喜びを甘受するものにも似た、そんな表情で安らかに眠っているように見えることを。
これは『悲劇の少女』として語り継がれる、とある貴族令嬢のお話であり、その裏返しに『狂気の悪魔』として語り継がれる、とある貴族とその仲間たちのお話である。
曰く、二度と起こしてはならないと……遠く離れた東の果ての彼方までも。
またこれは、刻まれた歴史の裏に隠された人生のお話である。
この物語の始まりは……いつだったか。
確か、何の変哲もない夜会のありきたりで絵に描いたような救済の裏側だった。
「紳士淑女の皆々様、今宵は私が主催する夜会へようこそ。」
その瞬間、波立つ人のざわめきが静まり返り、現れた一人の男は舞台の中心となる。
少しずつ、確実に人々の視線を集め、十分に掻っ攫ったところでようやく次の言葉を落とす。
「まずは皆様のおかげで毎年恒例を今年も実施することができたことに感謝を――」
喋る度に人々の視線だけでは飽き足らず、意識すらも余すことなく惹きつける華やかな前置きをし、やがて夜会の幕開けを告げる。
「――そして、今宵が皆様にとって良き時間になることを祈って、
開会を宣言しよう! 楽しみたまえ。」
その宣言とともに役目の終わりを迎えた男は見事に会場へとそのスポットライトを移すようにして去っていく。
それは優雅な音楽の鳴り始めとともに自然とざわめきを会場へ呼び戻す。
「皆様、ごきげんよう」
「ふふ」
「久しいな!」
「ハッ」
「あら~」
今宵の夜会はさる大貴族主催のこの時期一番大きなものだった。
地方で行われる夜会でありながら、その規模は王都の夜会に並ぶ、あるいはその上をいくほど。
だからこそ、今宵のざわめきは一層、華やかな姿を映し出す。
それは華やかなものだけか。
夜会とは元来、貴族同士が親睦を深めつつ、自身の社会的地位や権力をアピールする場。
その理論において、間違いなく、この夜会ほど適切な場所なんてなかった。
「あら、もう~。お世辞なんて――」
「私と一曲踊っていただけませんか?」
「喜んで」
「聞きまして~この間の――」
また、夜会というのは貴族たちの情報共有の場でもある。
噂話ほど貴族たちを喜ばせるものも、脅かすものもない。
なぜなら...…その噂こそが貴族における戦場の一種と言えるほど、地位や権威に影響を及ぼすものだからである。
つまり、欲望や裏の顔も存在する。
違う。この中で一番多く存在しているものがそれである。
ここで広まった噂は簡単に取り消せるようなものではない。
まさに『魔』の場所と言っても過言ではない。
だからこそ、全ての演出はここで行われるのである。
「皆様、今宵、わたくしレティシア・ノエミ・ルフェーヴルは宣言いたしますわ。
ジュリアン・エミール・バルトリ伯爵との婚約を破棄させていただくことを。」
喧噪渦巻く紳士淑女たちの会話はレティシア・ノエミ・ルフェーヴル、そう名乗った令嬢の世迷言に静まり返る。
舞台をまるで自分のためというように少々強引にスポットライトを集めるようにしてやけに大袈裟な動作をする。
しかし、それをわかっていようと詳細を聞かずにはいられないのが人の定めというものなのか、視線は徐々に彼女らの方向へと動いていった。
「バルトリ伯爵は我がルフェーヴル伯爵家の資産を無断で持ち出し、自身の私利私欲のために用いていらっしゃいましたのよ。わたくしにそのことを教えてくださったのはヴァロア侯爵様ですわ。」
「ああ、我が家が経営している高級賭博サロンで大量の負債があったことは調査済みだ。そして、それが先日、突然、全額返済されたこともだ。」
それはまるで紙吹雪が舞い散るかのように大量の書類が投げられる。
見せしめのような動き、その演出は会場の人々の目を引き、無意識にそれを拾い上げさせる。
そこに記されていたのは不正手続きの証拠や賭博サロンでの使い込み金額、その他諸々、先ほどの話に挙がっていないようなものも含め、ずらりと一覧化されていた。
「この金額を急に払えるようになるなどおかしいと思い調べたところ、きれいなお金ではないことが発覚した。
そして、本を正していくと婚約者であるレティシア・ノエミ・ルフェーヴル伯爵令嬢の家、ルフェーヴル伯爵家から不正に得ているお金だということが発覚した。それもそこの男は一度ではなく、何度も。」
どよめきがますます広がりを見せる。
「まさか。」
「そんなはずはありませんわ、だってあのバルトリ伯爵様ですわよ?」
「しかし、ヴァロア侯爵が証言しておられるのだぞ。」
それもそのはずだった。
両者は世間ではとても有名だった。
ジュリアン・エミール・バルトリ伯爵、彼は社交界で最も紳士な男と言われるほどであり、身分という壁を越えて分け隔てなく接することのできる人物でもあった。
先日行われた平民の子どものための学問の教室の主催者も彼だ。
社交界では女性の味方、政界では議論を円滑に進めるために居てもらわなくては困るほどに、他者からの評価を集める人物だった。
ただその私生活は謎の多い人物でもあったが。
一方でヴァロア侯爵、エドモン・ルシアン・ド・ヴァロアはこの国に古くから名を残す大貴族、ヴァロア侯爵家の当主であり、男女問わず、惹きつける美貌の持ち主であった。
エドモンが侯爵家を受け継いで以降、少しばかり他家へのあたりが強くなったり、横暴さが目立つ部分もあったが、自慢好きの彼の人柄上仕方ないことのように思われていた。
ヴァロア侯爵家はその身分は決して低いものではなかったが、王家を除いた最上級にあたる公爵家ではない。しかし、現在この国で唯一、王家に並ぶ権力者であり、王家からの信頼も厚く、一目置かれる存在であった。したがって、言わずもがな、その財力はさながら一国の予算分とまで言われていた。
両者に対するうわさや疑惑が飛び交う。
しかし、それも時間の問題であり、次第に一つの方向へ足並みは揃えられ始めていた。
「信じていましたのに。」
「聖人君子なんて嘘じゃないか!」
「おい、どういうことだ、説明しろ!」
悪者はバルトリ伯爵だった。
何よりも尖っていそうな刃をその首筋に向けるように、彼を言葉の刃が貫いていた。
事実がどうだかは分からないが、彼はもはや人の心の中ではどす黒いオーラでも纏った極悪人と化したのだろう。
しかし、この場で一番、異常だったのはそんな人々ではなく、バルトリ伯爵だった。
問い詰められる、伯爵はなぜだか発言をしない。
それどころか身動き一つ取らずその場に立ち尽くすのみ。
弁明も揺さぶりもない。
こういう場合、社交界において言いよどむとは己の罪を認めることと同義だ。
ましてや、発言一つしないなど、開き直った真の悪にしか見えないだろう。
だから、人々は気づかないのだ。
彼が今どんな顔をしているかに……
◇ ◇
「レティシア様、どうかなさいましたか?」
それはいつも通りの日々の繰り返しの中のことだった。
今宵も、いつもと同じように夜会へ出席し、主役の華でも壁の花でもなく、その他大勢の微妙な立ち位置で終わる……なんてことはない。
幾度となく経験した夜会でいつも傍観者な自分にどれほど、この手に力を込めて、白くなるまで握ったことだろうか。
それが今日で終わる、それだけでこの胸が張り裂け、今にも舞い上がり、踊り出しそうな感覚のままに、
隣に立ち、話しかけてきた、フードを被った人物に力強く言葉を返す。
「今日が私の時代の幕開けだと思うと……これ以上ない幸福だわ!」
ふと、視界に映る膝の上の自分の手を見る。
今日もいつもと同じように握った拳は白くなっていたが、それはこれまでとは違うものであることを私は知っている。
それに高揚感が溢れていく感覚に一層、強く握りしめる。
そんな手はいつよりも美しく、誇りを湛えていた。
――私の願いは今日、叶うわ!
私の願いはそう、私が主人公になること。
世界はいつも私のためであればいいのに、そう願ったのは一度や二度ではなかったわ。
私には姉が二人、兄が一人いる。みんな優秀だったわ。
でも、私は違った。
何をやっても中の中、家族からは冷ややかな目で見られた。
『ちゃんとやらないからよ。』
『なんでお前はできないんだ!』
『ほんと、顔だけね。』
優秀な兄弟たちと比べられ、私の努力は見てもらえない。
そんな兄弟たちは皆、そこまで権威の高いわけでもない有象無象の伯爵家の人間であるにもかかわらず、それよりもはるか上の身分の公爵家や侯爵家に嫁いでいったり、嫁に迎えたりしていた。
そう、私だけ、私だけが婚約者まで普通。
聖人君子? 社交界で一番の紳士?
そんな所詮は何の役にも立たない肩書よりも明確な地位があればよかったのに、ねえ。
だってそうでしょ?
お兄様たちの婚約者を見てごらんなさい。
あなたと私がそこに並んだらどうなるかなんて明白じゃない。
私に恥をかかせるなんてありえないわ。
そんな時だった。
エドモン・ルシアン・ド・ヴァロア、それは誰もが憧れるこの国一番の貴族だった。
これだと思ったの。
彼を私の婚約者にしてしまえば、もう誰も私に叶わない。
だから、唯一家族も認めたこの美貌で口説き落とそうと計画を立てた。
しかし、その計画は実行することなく、他の令嬢の企てにより阻止され、ことごとく失敗に終わっていた。
それでも、チャンスは突然現れたのよ。
ある日のことだった。
『あなたのようなご令嬢を探していたんだ』
彼はそう告げてきたの。
あら、やだわ。
わたくしの邪魔をしようと、わたくしの美貌の前には叶わないのよ。
結局、お兄様方の才能よりこの私が上、なのよ。
アッハハ!
見なさい、あなたたちが馬鹿にした私はこの国で最も強い男に好かれているわ。
それだけで胸が張り裂けそうなほどの高揚感を覚えた。
このチャンスを無きものにするわけにはいかない、と彼の理想の女を研究し尽くし、演じ続けた。
ふふ、金と地位と権力は持っているけど、所詮は男ね。
扱いやすくて、便利な装飾品よ。
愛しているわ。
そう、最初は自分を着飾るために利用していただけのはずだった。
でも、彼は私を大切にしてくれた。
生まれてはじめてよ、こんなに大切にされたのなんて。
家族すら与えてくれなかったものがここにはあったわ。
だから、気づいたら恋に落ちていたの。
結ばれたい、そう強く願って、お父様とお母様にお話したの。
でも、その答えはいいものではなかった。
『何を馬鹿なことを考えているんだ!』
『あなた一人の問題じゃないのよ、バルトリ伯爵家とは我が家との事業提携の証としてあなたとの婚約が決まったのを忘れたの?』
『でも、あのヴァロア侯爵家よ? 伯爵家なんかよりずっと素晴らしいに決まっているわ!』
『大バカ者!』
父も母もそれはそれはお怒りだった。
私の自由はどこなの?
鳥かごに閉じ込められたままなんて嫌だった私は考えたわ、
どうしたら彼と結ばれることができるのだろうかと。
そして、思いついた。
ジュリアン・エミール・バルトリ……
――ジュリアンが悪ければいいのよ!
全部、あの男のせいにしてしまえば、丸く収まるわ。
だって、私が悲劇のヒロインだもの。
ジュリアンもうれしいはずよ。
やっとこの私の役に立てるのだもの。
ふふ、そうと決まれば、ジュリアンには何をしたことになってもらおうかしら?
そうね、ついでにみんなも痛い目を見ればいいんだわ。
我が家の財産を持ち出してもらいましょう。
実際に持ち出してそれは私がもらうの。
そうすれば、一石三鳥じゃない!
文字通り、すべて私のものになるわ。
そして、そう思った私はあの日、すでに誰よりも運を持っていた。
あの方が力を貸してくださったから。
コツリコツリ
『それは素晴らしいですね、まるで世界があなたのためだけのものになりそうな瞬間ですわ。』
『ッ、あ、あなた! 誰よ。ここがどこだかわかっているの? 不法侵入よ!』
問いかけに答えは返ってこない。
もし誰かに私がジュリアンを陥れようとしていることがばれでもしたら、私の願いは一生叶わない。
だからこそ、声にも出してないはずの計画を誰かが知っている、なんてことはあってはならなかった。
平静を装って、相手の手の内を聞こうとする。
『どこから入り込んだのかしら、どぶネズミ。大体、素晴らしいって、ふ、何の話ですの?』
相手が悪だ、変だ、とでもいうように笑いを含ませながら言ったそれには不気味な返答が顔を出す。
『あなたの心の声を私は知っていますよ、ルフェーヴル嬢。ずっと苦しんでいらしたでしょう?
あなたのように美しく、価値のある方が苦労する社会なんて、間違ってると思いませんか?』
相変わらず、フードを深くかぶり、その素顔を晒さない人物はどうやら私を肯定しているようだった。
だから、突き刺せないものなどないとでもいうような鋭い刃先にも引け劣らない視線を向けながらも、内心は少しばかり軽やかになっていた。
『そう警戒なさらないで。私ならばあなたを主役へとしてあげられますよ。』
善意に満ち溢れた微笑みとともに私を喜ばせる言葉を連ねた人物に不信感は脱ぎいきれなかった。
しかし、喉から手が出るほど欲していたもの、『主役』と言う言葉に逆らうことはできない。
だから次の言葉を聞いてしまった。
そう、善意に満ち溢れていたはずだった。
『ふふ、そう、欲望に忠実でいいのですよ。『復讐』を考えていらっしゃるのでしょう?
どうででしょうか。ここは私を利用してみる、というのは。』
先ほどと変わらぬ善意に満ちたその声で歪んだ言葉が躍り出していた。
一瞬、理解できないようなそんな感覚すらあったそれはこの瞬間だけは私よりも美しかったと認めてあげてもいいほどだった。
それほどに清らかな声で言われたものだから、相手の素性もわかっていないのに私は間違っていない、そう確信を持ってしまいそうだったわ。
きっと悪魔のささやき。
でも、聞いてしまった時点で遅かったの。
それにどういうわけか、勝利を確信させるほどの何かが目の前の人物にはあった。
その余裕さゆえなのだろうか?
いずれにしても、目の前に延ばされた手を取るまでの時間はそう必要なかった。
私はすぐにヴァロア侯爵にもお願いし、この侵入者、いいえ、このお方の手を借りることにしたの。
全てが変わるわ。
もう誰も私が主役の世界の外へなんて行けないのだから!
「レティシア様、レティシア様? 本当に大丈夫ですか?」
随分と己の思考に浸っていたようだった。
青の視線は私を心配するにしては違うような嘗め回すとまではいかないもののその系統に近いものだった。
――よほど、ジュリアンに恨みでもあるのかしら?
私を利用してなんて……哀れな人。
やっぱり私が一番上なのだと確信した。
フードの人物は自分ではジュリアンに仕返しすらできないのだから。
そう思いながら、相手が安心できそうな勢いのある返事をしておく。
「ええ。」
それを聞いたフードの人物は一瞬のことだったが喜びを行動に透けさせた。
少しばかり肩をピクリと跳ね上がらせたのだ。
ようやく底が知れたと言ったところかしら。
所詮は復讐心に溺れたやつなのよ、やはり!
――いいわ。私が叶えてあげる。
「いよいよだな。私たちの仲を引き裂こうという愚か者共に知らしめてやらないとな。」
「そうですわよね、ヴァロア様っ」
私は彼の腕へと手を添え、ここぞとばかりに甘え、彼との仲を確かめた。
彼が私のものになり、私が彼のものになる、そんな未来はもう遠くない。
ああ、私、救世主じゃないかしら?
だって、自分も、彼も、この目の前の人物も、皆の夢を叶えてあげるのだから。
主役でヒーローなんて、私はやはり世界に愛されている。
フードの人物は少し、声のトーンを落として告げてくる。
「私が力をお貸しできるのはここまでですから……健闘をお祈りしています。」
「ありがとう。あなたのおかげで全てが上手くいくわ。」
これで私が主人公。
そう、世界は全部、私レティシア・ノエミ・ルフェーヴルのためのものなのよ。
不敵な笑い声とともに最後に思ったのは感謝すらこもった、別れの言葉だった。
アハハッアハハハハ
――さようなら、ジュリアン。
◇ ◇
そこに揺れるはフードの影だった。
緩く、仄かに灯るろうそくの火の頼りなさが、一層不安を募らせるような、そんな空間だった。
そっとものを置くようにして告げられた言葉は強者の音色を纏うわけでも、狂った何かの音色を纏うわけでもなかった。
けれど、この世で一番怖かったかもしれない。
「あーあ、ほんとうに……ふっ、見事なほどに愚か者。」
舞台が整うまであと少し。
あなたの活躍に期待しているわ、レティシア・ノエミ・ルフェーヴル。
そして……エドモン・ルシアン・ド・ヴァロア、あなたにも、ね。
<次回の更新について>
同日 10:10 よりE.p2、18:10 よりE.p3の更新を予定しております。
なお、プロローグはそれにて完結となります。
もしよければ、ご覧ください。
<作者あいさつ>
初めまして、別作品をご覧になられたことがある読者様はこんにちは!
一ノ瀬 リマと申します。
まずは、こちらの作品を読んでくださり、ありがとうございます。
こちらの作品についてですが、完結まで、しっかりと皆さんに緊迫感をお届けできるよう努力するため、定期更新と言う形には章ごとに一気に更新していこうと思っています。
よければ、気長にお付き合いいただけると嬉しいです。
それでは、また次の話でお会いできることを願っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!




