第6話
翌日は、死んだように幕を開けた。
太陽は姿を見せようとさえせず、地平線の端から端までを覆い尽くす鉛色の雲の塊に窒息させられていた。
ザアアアアアアアアアッ!!
雨は土砂降りとなり、終わることなく降り注ぎ、聖書に描かれる神の怒りのように街の通りを洗い流していく。
街が目を覚まし、その混沌を理解するよりも早く、作戦は開始された。
それは外科手術のように正確で、そして残忍な「清掃」だった。連邦警察の捜査官たちは州機関のドアを蹴破り、豪華なオフィスにふんぞり返る裏切り者たちに手錠をかけ、鉛の弾で抵抗しようとした者たちを容赦なく撃ち殺した。
幻の兵器が隠されていたスラム街では、戦争が勃発した。
戦術部隊が突入を開始する。昨夜、鑑識官が予言した通り、それは戦闘などではなかった。ただの大虐殺だった。
連邦警察のエリート部隊は犯罪組織に向かって進軍し、あらゆる脅威を致命的な精度で排除していく。追い詰められ、絶望した麻薬密売人どもは野蛮な手段で反撃に出た。民間人を射線に引きずり出し、罪のない肉体を人間の盾へと変えたのだ。
雨は降り続き、側溝を流れる血と混ざり合いながら、一秒の猶予も与えずに世界を打ち据える。
鑑識官の言葉は正しかった。あの酒場での乾杯は、彼自身の別れの挨拶だったのだ。全ての捜査の黒幕であり、地下室に潜むネズミどもを光の中に引きずり出した男は、真っ先に倒れた。彼の背中を守るべきはずの者たちに裏切られて。
冷たい死体安置所で、その音が静寂を引き裂いた。
ジジィィィィッ
監察医の手によって、黒いビニールが閉じられる。彼は顔を覆う前に、友人の顔を最後にもう一度だけ見つめた。鑑識官の目はガラスのように濁り、背中から撃ち込まれた弾丸に対する驚きの表情を凍りつかせたままだった。
監察医の目は虚ろなままだった。疲労困憊して干からびた井戸のように。
ゴロゴロ……ドカァァァンッ!!
外では嵐が吠え猛っている。そして一分ごとに、より多くの搬送車が荷降ろし場に駐車していく。死のパレードは絶え間なく続いた。運び込まれる死体の多くは、重火器によって挽肉と化し、もはや人間として分類することすら困難だった。
監察医は、次のストレッチャーへと歩みを進める。
一人の男。胴体はすでに存在せず、赤いクレーターと化していた。戦闘の狂気に呑まれた警官によって撃ち殺されたのだ。
ジジィィィィィィィィッ
機械的な音が木霊する。監察医は心の中で呪文を繰り返した。狂気から身を守るための、唯一の防壁。
(俺にとって、これはただの、新しい死体にすぎない……)
次のストレッチャーに乗せられていたのは女だった。肉体からはまだ微かな余熱が放たれており、命が数分前に逃げ出したばかりであることを示している。うなじには、たった一つの穴が開いていた。自宅に密売人を匿うことを拒否したための、即決の処刑。
ジジィィィィィィィィッ
(これはただの……新しい死体にすぎない……)
その次のストレッチャーは小さかった。とても、小さい。
子供だった。背中は蜂の巣にされている。母親が処刑された時、彼女は逃げようとしたのだ。だが、ドアにたどり着く前に鉛の弾が彼女に追いついた。
ジッパーを引く監察医の手が、ほとんど分からないほど微かに震えた。
ジジィィィィィィィィッ
(これは……ただの……)
彼は列の最後にある、金属の解剖台へと向き直った。
若い男の遺体。
彼は明るい色のポロシャツを着ていたが、今は深紅に染まっている。胸元には、建材店のロゴがシンプルに刺繍されていた。その生地はセメントと乾いた汗で汚れ、誠実な労働の痕跡を刻み込んでいる。
腕には防御創の痣があった。両手は固く握りしめられ、拳の関節は擦り剥けている。彼は戦って死んだのだ。家を侵略してきた怪物たちから、母親と弟たちを守ろうとして。
その代償として、命を散らした。
バラバラバラバラ……
死体安置所の沈黙は絶対的であり、トタン屋根を打つ雨音だけがそれを破っていた。
監察医の目は虚ろなままだった。一滴の涙もこぼれ落ちない。その表情は全く変わらなかった。
彼の魂は、この少年よりもずっと前に、すでに死んでいたのだから。
スッ……
彼は手を伸ばす。指がジッパーの金具を包み込んだ。
掠れた囁き声が漏れる。自分自身につく嘘。それが唯一の真実になるまで、何度も繰り返されてきた言葉。
「これはただの、新しい死体にすぎない」
ジジィィィィィィィィィィィィプッ……




