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それは藍色に似た
「目、カラコンじゃないの?」
チャコールグレーがかった深い青。勝手にカラコンだと思い込んでいた。
「あ、はい。生まれつきなんです。びっくりされたり…えっと……いじめられたり、しましたけど。でもお気に入りです!」
「……うん。そっか、綺麗だもんな。」
こんな明るいサクラでもいじめられたりするんだな。と、自覚のある陰キャの僕は失礼な親近感を感じていた。サクラが真っ赤になってることにも気付かなかった。
「あー……ごめんな。コイツ、この手の話は昔から鈍くて」
治くんが困った様な顔で笑いをこらえながら、謎のフォローをした。




