51/134
病院から、ずっと
「何人って……え?どういうこと……」
「あっ。私も姿がはっきり見えたのはテイゾウさんだけで。でも気配は複数あったから、お二人は見えてるのかな?って!それだけ…です……」
サクラがまずいこと言ってしまったみたいな顔をして、うつ向いた。霊感のせいで変な子扱いされてきたのかもしれない。変わってはいるが霊感のせいではないと思う。
「俺も、たぶんバァちゃんも、鼎造しか見えなかった。他にもいるかもしれないんだな。気をつけるよ。ありがとう。サクラがいてくれて良かった」
照れ笑いしながら、サクラは言った。
「いえっ、そんな。恐縮ですっ。ところで後部座席のお婆さんは、お知り合いですか?」




