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入口の家の子
ポメは昼寝中だったので、キッチン床で小さなラグと化していたカニ太郎と遊んだ。小型犬の勢いはすごい。
「蒼汰さん、ミント平気ですか?ハーブティーどうぞ」
緑茶とミントのアイスティーを出してくれた。初めて飲んだが涼やかで美味しかった。
この町にしては住宅が密集している場所だが、緑が多く広い庭。大きな窓がそちらに面しているので開放的な家だ。
「蒼汰さん!こちら、おばあちゃんです。おばあちゃんって言っても…曽祖母?です。祖母のお母さんです!おばあちゃん、こちら蒼汰さんだよ。マツさんのお孫さん」
「あっ、はじめまして。阿部蒼汰です。」
小さくてまるっこくて可愛いおばあさんだ。
「神様の入口の子だね。サクラと仲良くしてくれて、ありがとうね。この前は野菜までたくさん。マツさんは変わりないかい?」




