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Viva la Vida
治くんの家は昔からオープンな家で、たくさんの人が集まったり行き来したりしている。敷地も広いので大きめの離れを建て、増築を繰り返している。ぱっと見グランピング施設のようだ。
「ごめん、治くん。遅くなった」
「おぉ、来たな。サクラちゃんと兄さんも!さっきまで猪焼いてたんだが食いたきゃまだ冷凍にあるぞ」
楽しそうな治くんに泣きそうになった。ここが本当に過去だとすれば2年後、治くんはもういない。
「治くん、顔真っ赤じゃん。ほら、水も飲みなよ」
「ははは、あのチビだった蒼汰に心配される日が来るなんてな。まだまだ長生きしないとな。」




