第陸話 22.4億年前の地球の様子を教えて
22.4億年前(約22億4000万年前)は、**太古代から原生代へ移り変わる直前〜初期**の時代です。地球史ではかなり劇的な時期です。
### 22.4億年前の地球
最大の特徴は、**「酸素が増えた地球」+「寒冷化した地球」**です。
#### 大気に酸素が現れ始める
約24~23億年前に起きた**大酸化イベント(GOE)**によって、大気中の酸素がそれまでより大幅に増えました。
それまでの地球では酸素はほとんど大気中に残りませんでしたが、
**光合成生物
→ 酸素を放出
→ 海洋中の鉄などを酸化
→ 酸素の消費先が減る
→ 大気中に酸素が蓄積**
という流れが進みます。
ただし、22.4億年前でも**現在のような酸素濃度ではありません**。酸素は増え始めたものの、まだ低濃度でした。
### 地球が凍り始める
この時期のもう一つの大事件が**氷河時代**です。
約24~21億年前には、**マクガニン氷期(ヒューロニアン氷期)**と呼ばれる非常に大規模な氷河作用が起きました。
地球のかなり広い範囲が氷に覆われた可能性があります。
原因の有力な説明の一つが、
**酸素増加
↓
大気中のメタン減少
↓
温室効果低下
↓
地球寒冷化
↓
氷河拡大**
という連鎖です。
ただし、**22.4億年前がまさに「全球凍結」の最盛期だったと断定することはできません**。氷河作用が繰り返し起きた期間で、時期や規模には議論があります。
### 生物
相変わらず地球の主役は**単細胞生物**です。
酸素を利用できる生物が徐々に活動しやすくなる一方、酸素は当時の多くの嫌気性微生物にとっては**猛毒**でした。
つまり大酸化イベントは、
> **一部の生命に新しいエネルギー源を与える一方、それまで繁栄していた生命を大量に圧迫した**
という、生物史上の大転換でもあります。
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22.4億年前を一言で言えば、
**「生命が作った酸素によって、地球が酸化され、そして寒冷化していった時代」**
です。




