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夏休みの自由研究  作者: Numerical Creator
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第肆拾捌話 1590万年前の地球の様子を教えて

> **1590万年前=「地球が中新世で最も温暖な時代を迎え、広がる草原と豊かな森林で現代型の生態系が形を整えつつあった世界」**です。


約1790万年前から200万年後、地球は**中新世中期**にあたります。この頃は**中新世気候最適期**のまっただ中で、現在よりもやや温暖な気候が世界各地に広がっていました。


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## 温暖な地球


この時代は、新生代でも比較的温暖な時期の一つです。


* 南極には氷床がある

* しかし現在より規模は小さい

* 海面は現在よりやや高い

* 高緯度まで森林が広がる地域もある


極端な温室世界ではありませんが、動植物にとっては暮らしやすい気候でした。


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## 草原が世界へ広がる


草原はさらに勢力を拡大します。


森林は依然として広く残っていますが、


* 開けた平原

* 疎林

* 草原


がモザイク状に広がる景観が増えていきました。


これに伴い、「走る」「群れる」「草を食べる」といった生活様式がますます重要になります。


---


## 草食動物の進化


この頃には、


* ウマ類

* シカ類

* ウシ類

* サイ類


などが各地で繁栄しています。


ウマは脚がさらに長くなり、中央の指に体重を集中させる進化が進行中です。


一方、反芻動物も種類を増やし、現代の草食動物群の基礎がほぼ出来上がりつつありました。


---


## 肉食動物


草食動物が増えると、それを狙う捕食者も多様化します。


イヌやネコにつながる食肉類が各地で進化し、


まだライオンやオオカミそのものではありませんが、現代型の捕食者へと近づいていきます。


---


## 類人猿の黄金時代


1590万年前を代表する話題です。


この頃はしばしば


> **「類人猿の黄金時代」**


とも呼ばれます。


アフリカだけでなくヨーロッパやアジアにも多様な類人猿が分布し、


* 樹上生活

* 木登り

* 発達した肩

* 柔軟な腕


など、人類や現生類人猿につながる特徴を持つ種が数多く繁栄しました。


ただし、人類の系統はまだ他の類人猿と分岐していません。


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## 海では


海ではクジラやイルカがさらに繁栄します。


ヒゲクジラは大型化し始め、


ハクジラでは反響定位エコーロケーションの能力が高度になっていったと考えられています。


海洋生態系は現在とかなり似た姿へ近づいていました。


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## 大陸


インドとユーラシアの衝突は続き、


**ヒマラヤ山脈**はさらに高くなります。


また、アフリカ大陸はゆっくりとユーラシアへ接近を続け、後の生物交流の下地が作られていました。


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## 植物


森林では広葉樹と針葉樹が繁り、


草原ではイネ科植物がますます優勢になります。


ただし、まだ現在ほど乾燥したサバンナばかりではなく、森林も豊富に残る緑豊かな世界でした。


---


## この時代ならではの出来事


約1500万年前には巨大隕石衝突で形成されたと考えられる**ネルトリンゲン・リース盆地**(現在のドイツ)が誕生します。


1590万年前は、その出来事の少し前にあたり、


地球は比較的安定した温暖期を迎え、多様な哺乳類が各地で繁栄していました。


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## 一言でいうと


> **1590万年前=「中新世でも特に温暖な気候の中、草原と森林が共存し、類人猿が最も繁栄した時代」**です。


この年代は「類人猿の黄金時代」という明確な主題があるため、前後の章と比べても印象に残りやすい章になりそうです。次の年代でも、同じように「その時代を象徴する一つの出来事」を軸に据えると、シリーズ全体に自然なリズムが生まれるでしょう。

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