第拾捌話 5.45億年前の地球の様子を教えて
5.45億年前(約5億4500万年前)は、**エディアカラ紀の終盤、カンブリア紀の直前**です。ここまで来ると、地球の姿はそれ以前とかなり違います。
### 5.45億年前の地球
**海洋**
* 広大な海が存在し、地球上の生命の大部分は海中にいました。
* クライオジェニアン氷期からは十分に脱しており、比較的温暖な環境です。
* 海洋の酸素化も進んでいましたが、現在の海のように均一に酸素豊富だったわけではありません。
### → 大型多細胞生物の時代
この頃には、すでに**エディアカラ生物群**が存在しています。
それまでの地球では、
> 微生物 → 微小な真核生物 → 多細胞藻類
が中心でした。
ところがエディアカラ紀には、
* 数十cm級の大型生物
* 葉っぱ・羽毛・円盤のような形の生物
* 海底に広がるマット状生態系
* 海底を移動した痕跡
などが現れます。
つまり、
**「肉眼で見える多細胞生物が普通に存在する地球」**
になっています。
### ただし、まだ「カンブリア紀の動物」ではない
ここが重要です。
5.45億年前には大型生物が存在しますが、まだ、
* 節足動物
* 三葉虫
* 腕足類
* 硬い殻を持つ動物
* 魚類
などが大量に繁栄する世界ではありません。
エディアカラ生物群の多くは、**現生動物との系統関係がはっきりしない奇妙な形態**をしています。
そして約5.39億年前からカンブリア紀に入ると、動物の多様化が一気に加速します。
### 大陸
大陸配置は現在とは大きく異なります。
超大陸ロディニアはすでに分裂しており、その断片が移動・衝突していました。
海洋が広がり、浅い海も多く存在していたと考えられます。
こうした浅海域は、後のカンブリア紀の生物進化にとって重要な舞台になります。
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**5.45億年前**を一言で表すなら、
> **「海底に肉眼で見える大型多細胞生物が広がり、カンブリア爆発の直前にあった地球」**
です。




