6-1)導入:選び方に、正解はない。責任があるだけ
「正解の選び方」なんて、本当はないのかもしれません。たとえば、見た目に惹かれて付き合っても、価値観の違いに疲れてしまうことがあるし、安定した条件に安心して結婚しても、心が満たされないこともある。誰を選んでも、どこかに“うまくいかない部分”や“ズレ”はあるものです。
それなのに、私たちはつい「この選び方で合ってるのかな」「あの人を選べばよかったのかな」と、自分の選択を何度も問い直してしまいます。その根っこには、“完璧な選択肢があるはず”という幻想があるのかもしれません。
でも、完璧な人なんていないし、完璧な関係も存在しません。だからこそ本当に大事なのは、「この人を選んでよかった」と思えるような関係を、自分たちでつくっていくこと。そして、どんな選び方をしたとしても、「これが私の選択だ」と引き受けていけることなのだと思います。
この章では、「見た目で選んだらどうなる?」「直感って信じていいの?」といった具体的な視点から、“選ぶという行為”をあらためて見つめ直していきます。そして、「どんな選び方をしてもOK。でも、その先にあるのは“責任”だよね」という成熟した視点へと、そっと読者を導いていきたいのです。
あなたがどんな選び方をするにしても、その選択を、他人に説明する必要はありません。でも、自分自身には、納得していたい。そのためのヒントを、ここで一緒に探していきましょう。




