根暗先輩のチート
「3棟建てたから女性で1棟なのは決定として、残りを決めようか?」
15名の中で女性は4名。お局さまの信子さま、2個上の大和撫子な感じの由美先輩、新人の彩菜ちゃんと、私、ヲタクで腐女子な和葉の4名です。あら、女性に既婚者いませんね。
男性は竹内課長、1係が飯田係長、水野主任。2係の土屋係長、荒木主任、
ここまでが既婚者です。ご家族と離れちゃって・・・お気の毒です。
1係の斉田主任と三浦さんは独身。
あとは若い男性社員の1係の伊藤くん、2係の田中さん、渡辺さんと、再雇用の専門職東さんです。あっ東さんは奥様を去年亡くされて、やもめでいらっしゃいます。
「係ごとでいいんじゃないですか?課長は1係と一緒で、東さんが2係ですかね。」
と、そこで三浦先輩が手をあげた。
あっ、彼は同じ大学の先輩なんです。
向こうの方がかなり年上ですが、サークルにいつまでも来てたんですよ。
「あっ、僕、他人とは暮らせないので会社のソファでいいです。」
言うと思っていました。
この人、悪い人じゃないんですけど、暗いんですよね。
まあ、こういう人に慣れているので私は平気ですけど。
「僕、魔法使えるみたいなんで、布団とかだせるみたいです。皆さんの分もだすんで、その代わり、会社で一人暮らしさせてください。」
え?何それ、いいじゃん。
「おお、いいな。じゃあ、飯田君、ベット作っちゃおうか。」
課長のチートは大工仕事。
飯田係長が怪力。手刀つき。
三浦先輩が魔法使い?ごめんなさい。超納得。33歳独身ですし・・きっと既に魔法使い(笑)
「三浦くん、何がだせそう?他の生活に必要そうなものだせるかな?」
「いや、どうやら会社の倉庫のものを取り出せるだけみたいです。」
あ~布団・・・
なるほど
うちの会社は布団扱ってたよね・・・あとは、ワイン。岩塩、はちみつ・・
販促用の社名入りのおせんべいとかね。
欧州から特産品を輸入するのがうちの会社の主な業務です。
今回のトリップで倉庫は一緒にきていないので正直助かるね。
食料も少し取り出せるってことだしね。
ワインのお供のグリッシーニもあったはず。




