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第22話 襲来!てーおー軍!

「いえ。いやです」


きっぱり。

受付のお姉さんが咳払いをしてから言う。


「え?聞き間違いかと…」


「いいえ」


オレ、即答。

アザレアが信じられないという目でこちらを見ている。

ヴェルデは…いない。消えている。アリスは表情から感情が読めん!すると受付のお姉さんはにやりと笑いこちらを見ていた。


「佐藤駿御一行。そう言うと思って…対策済みなのです!」


対策!?思わず声に出るところだった。

アザレアも驚いてやんの!オレは立とうとした体を重力に身を任せ椅子に座らした。


「お姉さん。その対策とやらを聞こうじゃないか!オレはよほどの方法じゃないと決断は揺るがせないぞ…!」


受付のお姉さんはオレをシカトしたかのように続けた。


「てーおー軍兵士一人当たり10クレジット。どうでしょう。最大60万クレジット!」


キタコレ。人生バラ色キタコレ!

オレはお姉さんの手を両手でつつみこんだ。そして耳元で囁く。


「I LOVE YOU」


アザレアが口元を手で押さえていた。どうしたんだろーなー?因みにあとから聞いたがアザレアはその日に食べた唐揚げが胃から出てきそうだったらしい。オレのせいだと言われた。


鐘と法螺貝の音が耳に響く。邪魔する。なんともうるさい…。ん…?あ。

布団から飛び起きた!反射的に!そしてちからのかぎり叫んだ。


「寝坊した〜!」


髪の毛とかさないと!朝食も食べないと!あれ、まだ寝間着か?これは…普段着か?やばい!非常にやばい!その時だった。宿の一室の扉が開き、ヴェルデが顔を出してきた。


「シュンさん!てーおー軍来てますよ!思ってたよりも多い!大儲けできるのに、何やってるんですか!?寝坊ってなんですか!あーあ。せっかくのチャンスが。じゃ」


扉が閉まり、ヴェルデは消えた。これを言うために来たのかあのチビ…!

ただ、どーのこーの言ってる暇はまじでない!この金儲けチャンスを逃すわけにはいかない!

短剣持って、ローブを適当に着て、よし、準備完了!行くぜ!

オレは窓を突き破り、見事に着地に失敗し、とりあえずイニッツィオの正門に向かった。


オレがイニッツィオの正門につくと、いろんな人たちがすでに戦いを始めていた。押されている。くそ!オレがもっと早く来れば!地団駄を踏んでいるオレのもとに、アザレアがやってきた。


「シュン!遅刻している場合じゃないだろうが!」


「オレだって遅刻したくてしたわけじゃねぇんだよ!」


アザレアはため息をついた。そして続ける。


「そんなことより、シュン!お前が採用したあのアリス、なんというか…やばいぞ」

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