表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
277/617

『スクランブルエッグ』

 結論から言うと、唐揚げとパスタスープは大好評だった。

 そして揚げものとパスタの入ったスープという腹持ちの良いメニューは大正解だった。


「このから揚げっていうのは美味いな。

 こんな料理食ったことないぜ」


 モロ肉食獣の蜥蜴人ワランが殊の外気に入ったから揚げをどんどんと口に入れていく。

 オフェーリアはもう一皿異空間収納から取り出して追加しておいた。


「このスープも初めて食ったが美味い。

 パスタって言うのか?

 このもちもちした食感がいいな」


 ジニーはパスタスープがお気に入りのようだ。

 スープに黒パンを浸して舌鼓を打っていた。


 そのさまにオフェーリアは小さく溜息をついた。

 何と言っても冒険者5人のために作った量が半端ではなく、胸焼けしていたのだ。



「今日はもう休みますね」


 女性の特権で今夜は馬車の中で寝ることを認められ、オフェーリアはそそくさと乗り込んだ。

 そして一応防犯のために結界石で囲んで明日の朝食の下ごしらえをしておく。


「と、言ってもスクランブルエッグなんてすぐできるんだけどね。

 でも量がね」


 異空間収納には大量の鶏卵がストックしてある。

 それをボウルに割り入れていき、適量の牛乳と塩胡椒をしてかき混ぜる。

 先ほど一度収納した魔導コンロを出し、フライパンにバターを溶かす。

 焦げないように温めて卵液を投入するとあとはかき混ぜるだけだ。

 スクランブルエッグはすぐ出来上がり、それを何度も繰り返して大量に調理した。

 あとは明朝食べる前にパンに挟めばいい。


「マヨネーズとケチャップを用意して……

 そうだ!自分で挟みながら食べてもらおう!」


 この思いつきは大好評で、この後朝食は半セルフとなった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] スクランブルエッグ。。明日の朝ご飯にしよう(笑) お腹を膨らませるならポテトフライが一番かな( ̄ー ̄) こんなに沢山食べる冒険者のみなさんだからもしも特盛のかつ丼&牛丼&天丼とか作ったとした…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ