設定集
最後に主な設定。
【ゾーイ・ローウェル】
ゾーイ=生命、ローウェル=若いオオカミ
17歳。陸軍魔導師特殊部隊所属の中尉。紛争で怪我を負い、陸軍魔法研究所預かりとなる。
肩に触れるほどの赤い髪に新緑の瞳をしたかなりの美少女で、完全ではないが予知能力がある。戦闘方法としては剣を使用する。
実は、母親である王女カサンドラ(ギリシャ神話の絶対にはずさない予言者の名)のクローン。母親は強力な予言者で、その力を惜しんだ父(前国王)により『作られ』た。そのため、自分の命を軽く見ている。
身長165センチ、体重52キロ。
【トリシャ・ハウエル】
正確にはパトリシア・フォーサイス。トリシャはパトリシアの愛称。パトリシア=貴族、フォーサイス=平和の男、ハウエル=著名な
正式な本名はローレン・パトリシア・ハウエル・フォーサイス・マーシャル。ローレン=月桂樹、マーシャル=元帥の方
28歳。自称アラサー。陸軍魔法研究所の所長。階級は大佐。明るく陽気で面倒見もいいが、冷酷な面もある。
背中にかかる黒髪にヘイゼルの瞳をした美女。ぐうの音も出ないほどの美女。男装すればきれい系の男でも通りそうなほど整った顔立ちをしている。
実は受精卵の段階で遺伝子操作を受けて生まれてきたデザイナーベビー。本人も遺伝子工学の知識はある。遺伝子操作の影響で子供ができにくい。
15歳の時、魔導師として徴兵され、大戦の最前線で戦う。入隊時は伍長。この時点で、ニールと出会う。その時、殴り合いの喧嘩をした。18歳の時大戦が終了、この時点でニールと結婚しクレアを引き取る。終戦時点で階級は中尉。
18歳で士官学校に入学、一年で卒業。その後、22歳の時に遺伝子工学博士号、魔法医学博士号、24歳の時に電子情報学の博士号を取得。そのほか、4つの博士号を所持する天才。伯爵位を所持している。
身長178センチ、体重62キロ。
【シャロン・レヴィ】
シャロン=平原(女性名では歌う)、レヴィ=愛されし戦士
18歳。陸軍魔法研究所所属の中尉。ゾーイの主治医を受け持つ。思考は冷徹であるが、表情は柔らかい。
長めの金髪のショートカットに、碧眼の典型的な美人。中性的な美貌であるが、一応男。(ゾーイは最後まで女性だと思っていた)
レヴィ一族は優秀な戦士を輩出する武門一族で、古い戦闘民族の血を引いている家系。そのため、体が丈夫。しかも、見た目に反する膂力を発揮する。一族はすでに離散し、この国にはもうシャロンしか残っていない。ちなみに、一族の中では彼は弱い方だった。(そのため、置いて行かれたともいう)
身長172センチ、体重58キロ。
【ニール・フォーサイス】
ニール=闘士、フォーサイス=平和の男
30歳。ゾーイが所属していた陸軍魔導師特殊部隊の隊長。階級は大佐で、前述のトリシャは彼の嫁。仲は良いが、夫婦には見えないと評判。妻のトリシャが伯爵であり、そちらの家に入ったことになるので、正確な本名はニール・フォーサイス・マーシャルとなる。
栗毛に翡翠の瞳をしたなかなか精悍な顔立ちの男性。細身だがよい筋肉をしている。ちなみに、トリシャと初めて顔を合わせた時は殴り合いのけんかに発展した。夫婦になっても殴り合いのけんかをしているが、離婚にまで発展したことはない。
強化人間である。魔法による様々な強化が行われ、いつ肉体が限界を迎えても不思議ではない状態。ただ、強化人間であるため戦闘力は高い。重低音のよい声をしている。ゾーイ曰く、トリシャと並ぶと美女と野獣感がある。
16歳で大戦の最前線に試験的に送られる。この時、彼が死ぬものだと思われていた。入隊時は伍長。一年後、軍曹の時にトリシャと出会い、殴り合いの喧嘩となる。20歳の時に終戦。トリシャと結婚し、クレアを引き取る。この時の最終階級は中尉。
20歳で士官学校にはいり、一年で卒業。士官学校ではトリシャと同期であり、二人とも卒業時に中尉として復隊した。
身長187センチ、体重78キロ。
【クレア・フォーサイス】
クレア=明るい、フォーサイス=平和の男
12歳。本名はクレア・ローランド(国の誉れ)。全大戦で両親を亡くし、トリシャとニール夫妻に引き取られる。というか、彼女を引き取るために二人は夫婦になった。
ふわっとした金髪にアメジストの瞳をした美少女。明るい性格で、しかし、世の中を達観しているところがある。
今の両親が実の両親でないことはわかっている。しかし、二人のことは大好き。
身長156センチ、体重46キロ。
【ユアン・チェンバレン】
ユアン=エヴァン=若き戦士、チェンバレン=王の家令
公式年齢25歳。前大戦後に『作られた』。実稼働年数は5年。最新型の独立AIが搭載されたアンドロイドでもある。魔導師特殊部隊の副隊長補佐で、たいてい隊長のニールとともにいる。階級は少佐。メンテナンスの為、定期的に魔法研究所を訪れている。
褐色の髪にとび色の瞳をした機械的な顔立ちの青年。思考が機械らしく合理的だが、進化型独立AIが積み込まれているため、かなり人間に近い感情を持っている。見た目はかなり淡々としている。
機械の体はアリッサが、システムと人工皮脂はトリシャが、人間に近い感情関係はオーウェンが主だって担当している。
身長183センチ、体重85キロ(機械であるため)。
【アリッサ・グレン】
アリッサ=論理的な、理性的な、グレン=谷
24歳。魔法研究所の研究員の一人。生真面目な男装の麗人。階級は大尉。魔法工学の天才で、ユアンのメンテナンスを行っている人物。自身は人工生命体。とはいえ体は生身。
切りそろえられた茶髪に、エメラルドの瞳をした美人。一見性別不詳。言葉遣いは丁寧だが素っ気ない。基本的に男装。魔法の知識はすごいが、戦闘力は低い。
身長170センチ、体重58キロ。
【イザベラ・ハウエル】
イザベラ=神にささげる
42歳。元魔法研究所所長。戸籍上のトリシャ(ローレン)の母。実際には叔母にあたる。現在は陸軍の幹部で、階級は中将。強力な魔法を行使し、初期の強化人間実験の被検体。おかげで肉体的にも強く、前大戦では活躍したのだが、現在は肉体の崩壊が始まっており、眼はほとんど見えていない。歩けるが、車いすを使用する日々。
銀髪にアンバーの瞳をした貴婦人。もともとは黒髪であり、トリシャとも何となく似ていた。魔導師たち全体を取りまとめる立場にある。
身長164センチ、体重50キロ。
【オーウェン・ファーガス】
オーウェン=良い生まれの、戦士、ファーガス=人間の選択
35歳。魔法研究所副所長。所長トリシャに振り回されるかわいそうな男。妻帯者。階級は中佐。魔法構成学の優秀な研究者。戦闘力は低め。
とび色の髪に青い瞳をした男性。周囲に比べると平凡な顔立ちであるが、そこそこ整った顔立ちをしている。
身長182センチ、体重70キロ。
【オースティン・ローランド】
オースティン=力のあるリーダー、信頼できる ローランド=国の誉れ
26歳。アルビオン王国の国王。先王アレキサンダーの甥に当たり、本来であれば王位を継がなかった男。なかなか優秀であるが、突然回ってきた王位に戸惑いを隠せない。しかも、先王の孫たるクレア、先王の娘のクローンであるゾーイがいることを知っているので悶々としている。トリシャとは古くからの付き合いで、彼女には頭が上がらない。ついでにその夫は怖い。
栗毛に青い瞳としたなかなかの美丈夫。だが、どこか気の弱そうな印象がある。ちなみに独身。
身長182センチ、体重68キロ。
【アレキサンダー・ローランド】
アレキサンダー=人類の擁護者
先王。優秀だった男。王位は彼の甥オースティンが継ぐ。二人の子供がいたが、彼より前に亡くなっている。
【ブランドン・ローランド】
ブランドン=灼熱の丘、剣
享年32。トリシャより14歳年上となる。アレキサンダー王の第1王子で、クレアの実の父親。トリシャ、ニールの大戦時の上官でもある。大戦末期に戦死。人望ある人物で、自身も魔導師だった。
ちなみに、暗殺疑惑があり、トリシャは犯人まで把握している。
【カサンドラ・ローランド】
カサンドラ=ギリシアの予言者の名前。
享年20。ブランドンより4歳年下のアレキサンダー王の第1王女。絶対にはずさない予言を下す予言者であり、大戦のことも予言していた。自らの死も予言しており、その力を惜しんだアレキサンダー王がクローンであるゾーイを生みだした。
なお、兄とは仲が良かった。
【ディラン・アップルガース】
ディラン=詩人
30歳。前大戦の参加者である。階級は少佐。戦後、士官学校をぎりぎりの成績で卒業した。別に頭が悪いわけではなく、条件が悪かっただけである。
人並み外れたトリシャやニールとは違い、普通の人間であるが、前大戦中、両足を無くしており、そのため半身が機械である。士官学校での成績が悪かったのはこのため。今では実際の足のように自在に動かせる。
研究所所属の警備担当責任者。人望はかなりある。ついでにトリシャに意見できる数少ない人間でもある。
黒髪に青い瞳をした男性。
身長185センチ、体重74キロ。
これで本当に最後です。私の趣味を詰め込んだ、よくわからない話でしたね……すみません。読んでくれた方、ありがとうございます。
初期設定なので、活かせてないものも多いですね。シャロンが男だとか。女装しているわけではないですが。にしても、トリシャがでかい。
ひとつ心残りは、ニールの告白をいれ忘れたことです。




