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思惑 2
『知ってる。んで、兄さんは何考えてるわけ?』
準のは何かを考えている。
『…親の在り方かな?』
柄にもない事を言う、だが純は引き下がるわけには行かない。
『あっそ。まぁ、あんたの息子には絶対、どんな手を使ってもやめさせるから。』
準ははぁ、とため息がこぼれる。
『好きにすれば?その時また僕が好きに動くからさ。』
ツーツーツ。
電話は切れた。
少し純の額から汗がたれた。
『そっか、やっぱりばれちゃうよなぁ。』
明日絶対何かことが起きるだろう、と準は予測していた。
『さぁって、どう動くかなぁ。』
ぐぐーっと背中を伸ばした。もう考えは浮かんでいるようだった。
一方純の方は、伸をどう辞めさせるかを考えていた。
2人の思惑が重なる。
『ただ、やめさせるだけでいい、…か。』
容易そうにみえるが、実際そうは行かないだろう。
だが、純だってそこそこの経験がある。今日の戦闘のあれで、
簡単にいくとは思って居ない。
『銃か…使う事になるかもね。』
結局まどろみに勝てないまま純は眠ってしまった。




