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思惑
準の電話をかける。
あの子の戦闘の型、無駄のない動き、全部準の物だった。
ガチャっと音がして、準が出る。
『なーに?』
相変わらず飄々としている。
『久しぶりね、兄さん。』
純はイラツキを隠せなかった。
『明日も仕事だからー…。』
そう言って切られかける。
『あんたの息子、ブラックの仕事もやってるの?』
そう言った瞬間向こうの雰囲気が変わった。
『死にたいのかな?』
すーっと冷たい風が流れた気がした。
『掟?だっけ。』
『伸君にいらない事したら、僕が殺しに行くからね。』
準は護衛が主に行動しているが、暗殺も護衛ほどじゃないが、相当に凄腕
と、昔聞いた気がする。
『私の学園から手を引いて。』
純もここで引くわけには行かない。
『…早坂のお父さんに言ってくれないかな?』
反応で分かる。準は何かを隠している。
『あっ、言い忘れたけど。あんまり伸君刺激しない方がいいよ。キレたら彼凄いから。』
見た。凍りついた。
まるで昔の準の様だった。
思惑は、まだ続きます!




