始まり
短編をご覧になっていただければこれ幸いです。
『へーイ。伸君、朝だよぉおおおお!!』
うん。夢だな、これが現実の訳がない。
というか、意味の分からんテンションで俺の貴重な睡眠を奪わないで欲しい。
『起きないの?・・・仕方ない。お死になさぃいいいぃいいい!』
――――――――――シュッ――――――――――
ブスッと音がした気がした。
俺は既にベットから、跳ね起き臨戦態勢をとっている。
「こんな朝から最ッッッ高の起こし方じゃねぇか?なぁ・・・ダディ。」
チラッと
俺が寝ていたところ見ると、枕にナイフが3本ほど突き刺さっていた。
『勿論これは愛の形だよ。伸?』
意味が分からん事を口走るのは、いい加減にしてくれ。
心の底の底から思う。
「んで?俺に用があるから起こしに来たんだろ。クソ親父!」
『そだよー。相変わらずだねぇー。良い勘してるよ。』
しれーっと笑いながら、答えやがる。
それが、殺しかけた息子に対する態度なのか?
・・・まぁ、実際の話。
俺は昨日はまる1日休んだので、感覚を試すための起こし方だろう。
俺にとっては良い迷惑だが・・・。と考えていると、
ピリッとそれまでとは、全然違う空気が漂った。
親父はニヤっと笑いながら、
『お待ち兼ねの、でっかい仕事が入った・・・。』
俺は内心わくわくしてた。
「それで、その内容は?」
『行けば分かると思うよ。取り合えずこれ渡しとくね」
受け取ったのは制服。
それもそこそこ有名な星央学院のだ。
「で?これでどーしろと?」
『まぁ始めはの方は、要人2人の護衛だよ。それ以外はまた連絡すると思う。』
始め・・・か。裏の仕事はもしかしてるのか?
「暗殺の方の仕事もありえると?」
親父は、軽く頷き仕事の顔で。
『分からないけど、無いとは言い切れない。』
始まる。これからの人生で、一番大きくなるかもしれない仕事が。




